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聖ニコラウスと歯の妖精が来ることになっ

明日は、12月6日。聖ニコラウスの日です。

ドイツ語圏では、クリスマスの日とは別に、聖ニコラウスという、実在した人物に関するお祭りの日があり、子供たちは小さなプレゼントをもらえる、楽しみな日です。

ドイツ文化のクリスマスって私には複雑で、しかも、近年はアメリカのクリスマス文化も入って来て、誰がなんのプレゼントをいつ持って来てくれるんだか、よくわからないんで、我が家では全面的に旦那の仕事です。

おそらく、基本のコンセプトとしては、12月6日の朝、娘が目覚めたところでプレゼントが枕元にあり、「聖ニコラスが来た!」と喜ぶってことだと思うのですが(旦那の話によると、家庭や国にもよっていつプレゼントをもらうのかは、違うとのこと)、待ちきれない娘は、なんどもバルコニーヘ見に行き、「まだ来てない」「いつ来るのか」とやっています。だから、アナタの寝ている、夜に来るんだってば。

そのうち、日が暮れて、窓の外も暗くなり、おまけに風も出て来ました。

ヒョ〜という風の音に、毎度、

来たーーーー!

しーっ。来てる!

アッ!聞こえる!

という娘。

この年になってもお化けが怖くて、ホラーとか無理な私は、

なにがきたのぉぉぉ!

やめてぇぇえぇ!

こわいよぉぉ!

とすっかり怖気付いてしまい。

早く終わりにしてぇぇぇ
と旦那に頼み、イベントを前倒しにしてもらいました。

娘がどこかへ行ってリビングへ帰って来たときに

「あっ!来てる!」
私:なに!何が来てるのっ!(本当にビビってる)

旦那がプレゼントをバルコニーにこっそり置いておいてくれたようです。
プレゼントを開けた娘は大喜び。

だけど、明日の朝のお楽しみは、どうするんだろう、と思っていた矢先、

「んぬけたぁぁぁぁ!」

娘の歯が抜けました。

こちらでは、乳歯が抜けた際にその歯を枕の下においておくと、眠っている間に歯の妖精が来て、プレゼントに交換してくれる、と言われています。

娘は、プレゼントが楽しみなものの、妖精が近くに来るのが怖いらしく、

「おねがい、ひとりにしないでぇぇぇ」
と、寝る時間になると毎回泣いています。

そんなわけで、12月6日には、別の意味でのプレゼントをもらえることになった娘です。

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