【採用候補者向け】セブンデックスで内定を取るまでの選考体験

こんにちは!2023年12月から株式会社セブンデックスにUXディレクターとして入社したユリです。

私は2017年に大学を卒業し、3回の転職を経て現在は4社目となります。
セブンデックスでの選考はそれまでの就職活動とは異なり、経験した選考体験の中で一番濃く、楽しく、大変でした。

この記事は想定読者を「セブンデックスの選考に進むことに興味を持っている人もしくは選考中の人」に定め、私の選考体験を振り返って書いております。

選考を擬似体験していただき、なにかしら参考になる情報をお伝えできれば嬉しいです。

それでは、どうぞ。(長いです)

セブンデックスの選考に進んだ理由

まず、なんで私が前職を辞めてセブンデックスという会社に入社したいと思ったのか。

私は1〜3社目までは事業会社でWEBマーケターやEC担当をしていました。
が、病的に飽きっぽい私は、業務や組織がずっと固定していると次第に耐えられなくなってくるので、「事業会社より支援会社のほうが向いているのでは?」と思い始めました。

プロジェクトベースでやることもメンバーもコロコロ変わるって、常に新しい発見があって楽しそうだし、成長できそうだなー、と。

でもまだ3社目に入って1年半。すでに2回も転職しており、周りの友人からはジョブホッパーだの転職ビッチだのプロてんしょかーだの揶揄されておりました。

これ以上、転職を繰り返していいのだろうか?

私は逃げているのだろうか?

私を受け入れてくれる会社なんてあるんだろうか?

悩ましい。

まあ、悩んでいても仕方ないので試しに複数の転職サイトに登録して職務経歴を公開してみたところ、大量の自動スカウトが届きました。

大量に届けば届くほど、本来光栄なはずのスカウトは名ばかりになり、ただのノイズと化していくもの。

そんな中、Wantedly経由で、明らかに私にパーソナライズして人の手によって書かれたメッセージが届きました。

それがセブンデックスでした。

大量のテンプレスカウトメールの中に咲いた、一輪の花。
私はもともとUIUXに興味があったことと、前述したようにクライアントワークをしてみたいと思っていたので、カジュアル面談を依頼しました。

カジュアル面談

初めての面談は、弊社人事担当の神保とオンラインで。
メールの文面から想像する通りの柔らかく気さくな人で、リラックスした状態で素直に自分の身の上を話しました。

もう少しお互いのことを知りたいねということで、翌週仕事終わりにオフィスに遊びに行くことに。Wantedlyっぽい。

オフィスでメンバーと交流

翌週、19時半に渋谷のオフィスに。フリースペースでピザとお酒をごちそうになりました。

紹介されたのは役員の筒見と、同い年のデザイナーの季山。
仕事の話もプライベートの話もという感じで普通に楽しく飲んでしまい、気づいたら22時半になっていました。

やべ、普通こういうのって9時くらいでおいとまするもんだよね…と思い、そろそろ…と言おうとしたところ、季山に「趣味はなんですか〜ぁ?^^」と聞かれ、あっまだいてもいいんだと思いました。

結局オフィスを出たのは23時半過ぎ。

トイレに行くため執務スペースの横を通ったとき、残業していたメンバーが「こんばんはー!」と元気よく挨拶をしてくれたのを見て、あぁ、きっとエンゲージメントが高い組織なんだなぁ、この会社、なんかいいなぁ。と感じました。

私もこの人たちの仲間になりたいなぁ、みたいな。

このままこの人たちと一生縁がない世界で生きるの、ちょっと寂しいなぁみたいな。

そんな気持ちでした。

オフィスを出て一人になった瞬間に、この会社の選考を受けようと決めました。

そして選考へ

オフィス訪問後、神保から選考に進まないかと打診されました。
「よかったら、筒見と一度面談をしてから意思決定をしていただいても構いません!」と。

この時点で選考に進むと決めていたのですが、今後選考を通過するために有利になる情報をできるだけ集めておきたいという打算的な思いで、筒見との面談を依頼しました。(つっつんさん忙しいのにごめんね。)

後日30分ほどオンラインで筒見と話した後、正式に選考に進みたいと意思表示しました。

代表中村との1次選考

一次選考は代表の中村と、とのことだったので、彼のインタビューやポスト記事を読み漁り、
彼がどんな価値観の人で、どんな人を求めているのかを把握して、彼に刺さるような自己アピールができるよう、面接中に伝えたいことや聞きたいことを書き殴ってまとめておきました。

平日の昼時、中村とのオンライン面接がスタート。
背景にぼかされて映っている私の汚いキッチンをアイスブレイクにしたのち、本題に入っていきました。

私は中村から色々と質問される想定で、こう聞かれたらこう答えよう、といろいろ準備していました。
が、実際はと言うと、90分間の面接のうち、最初の60分が私からの逆質問 という異質な面接に。

冒頭で中村から、「なにか聞きたいこととかありますか?」と聞かれ、珍しいなと思いながら、用意していた質問をぶつけました。
主に事業や組織のことについて色々と聞いた気がします。

中村はどの質問に対しても怖いくらい論理的で明確に回答し、この会社の意思決定にはすべて合理的な理由と中長期的な戦略の元になされているのだなと感じられました。

何個質問をぶつけても、「他にありますか?」と聞く中村。打っても打っても終わらない1000本ノック。

逆質問を面接の冒頭に持ってきたのにはなにか意図があるのだろうと思って、私も遠慮せず聞きまくっていたら、面接終了予定の60分が経過していました。

お互いにその後も時間が空いていたことから、30分ほど延長して、今度は中村からの質問タイムに。
志望動機などよくある質問もありましたが、いわゆる面接っぽい一問一答ではなく、あくまで対話を通して私の価値観を見ようとしている感じがしました。

スキルや過去の実績についてはほとんど聞かれなくて、とにかくカルチャーフィットを見るための面接なんだなと。

90分後、緊張から解かれた私は、立ち上がると脚がガクガクして子鹿のようになってしまいました。

代表堀田との二次選考(課題選考)

中村との面接は無事通過の連絡をもらい、次回の選考に備えることとなりました。
(ちなみにセブンデックスは選考結果の連絡に毎回フィードバックがついてきます)

二次選考は課題選考。
お題をもらい、資料を用意して面接時にプレゼンをします。

私がもらったお題は、某ECサイトの市場ポジションと課題抽出、というもの。準備期間は1週間ほどでした。
(人や職種にとって選考内容、課題内容は変わります)

この課題選考ですが、きっと多くの候補者を悩ませているものと思います。

私もこの課題選考をやるに当たり、どれくらいのクオリティで、どこまで仕上げるべきなのかが分からず悩みました。

セブンデックスのポストに課題選考について書かれた記事があったので読んだら、「体系的であることが重要です」と書かれていて、体系的…体系的…タイケイテ‥キ…とゲシュタルト崩壊してしまいました。

この場で使われている「体系的」という言葉を私なりに分解すると、

・視野が狭すぎず、俯瞰的に分析されているか
・論理が成立しているか、主張に一貫性があるか
・主張に対してデータなど何かしらの根拠があるか

あたりのことをチェックするよ、ということなのかなと思います。

例えば、

「これが問題だと思う」「こうすべき」など、事実以外の仮説を主張する際に、それを裏付けるデータがある。

単にユーザーが喜ぶだけのサービスを考えるのではなく、ビジネスとして成り立つことを前提にしている。

目の前の売上だけでなく、中長期的な影響まで視野に入れている。

WHYとSO WHATが常にセットである。

とか。
このへんを気をつけていました。

あとは期間内にできるだけインプットすることも。
後悔したくなかったので、IRやWebサイトだけでなく、YouTubeや書籍など様々なチャネルを使ってその企業や業界を当日ギリギリまで調べましたが、そのインプット量を高く評価してもらえました。

別に時間をかければかけるほどいいという話ではありません。
が、面接官がプレゼンについて様々な角度から質問を投げたときに、「ちょっとそこまでは調べきれてなくて」と連発する人と、全てによどみなく答える人とがいれば、どちらを高く評価するかは明白です。

ちなみにこれは今入社して実務をしてみて、クライアントに対しても同じだなぁと思います。

当日はもうひとりの代表取締役である堀田が面接官でした。
写真のイメージからなんとなくハイテンションな人を想像していたら普通に落ち着いた大人でびっくりしました。

私のプレゼンが30分弱(私は長いほうだと思います)、堀田からの質問が20分くらいの時間配分で終了。

私の課題選考プレゼン資料。こんなに枚数多くなくていいそうです

自分が「なんかここ矛盾してる気がするなー」「これ根拠なく言ってる気がするなー」と少しでも感じた部分は突かれると思ったほうがいいです。

この面接が間違いなく山場だと思っていたのでかなり緊張していて、面接終了後、例に漏れずまた脚がガクガクに。
当日夜に選考通過の連絡がきて、「努力が報われた…」と涙のガッツポーズ。

堀田からのフィードバック

と同時に、ここまできたら絶対にこの会社に入りたい、必ず内定をとるゾと気合いを入れ直しました。

ご飯会

次は双方理解を深めるためのメンバーとの食事会。

渋谷の居酒屋を予約していただき、組織開発部長の福井と、デザイナーの山崎と飲みました。

選考じゃないと言われているものの、まぁ緊張しますわな。
失言しないように終始気をつけていたため、お酒も普段の1/3くらいしか飲みませんでした。

が、福井も山﨑も なんか良いことあったのかな? てくらいギャンギャン飲んでいたので、「このまま記憶飛ばしてくれたら気を使わず話せるのになー」とか思ってました。   

23時ごろ、福井が「俺の友達が近くで飲んでるから合流していい!?」と店を変え、結局終電まで飲んでしまいました。

最終選考

いよいよ、ここまで来た。

ラスボス来た。

と言っても、最終面接は代表の中村・堀田とのことで、どちらも選考で話したことはありました。

前日に人事の神保が電話でフォローしてくれて、「最終選考は結構しっかり面接っぽい感じです」と。

私は最終面接で落ちたことが何度かあるので、結構ビビっていました。

そして私にとってこの会社は、事業内容も組織も文化も理想的で、もうこんな会社にはそうそう出会えないという感覚があり、絶対に落ちたくなかった。


喉から手が出るほど欲しいものが、もうすぐ手に入りそう。


でも、失敗したら手に入らないかもしれない。

このときはかなりストレスがかかっていました。

たかが面接で大袈裟かもしれませんが、私にとってセブンデックスという会社は、他の会社では代替できない存在になっていたし、この1時間の面接の出来で私のキャリアがひとつの分岐を迎えることは事実でした。


ある火曜日の夕方。
なんとなく対面がよかったので面接はオフラインにしてもらい、会議室で中村と堀田との面接が始まりました。

結論から言うと、この日の面接は自分的にはボロボロでした。

中村からの質問が結構難しくて、理路整然と答えられず、「えーっと…で、結局何が言いたいの…?」という空気になることが複数回あったのです。

例えば、

「合理的、っていう言葉がよく出てくるなと思うのですが、
非合理は…お嫌いですか?」


あたしは、非合理が、お嫌いか。

お嫌いなのか。

こういった、今まで思考したことがない問いにどう答えるのが最もアピールになるのかを考えながら、沈黙を作らずに言葉を紡ぎ続けるという行為が同時通訳のようでとても難しく、冗長で的を得ない答えをしてしまった気がします。

支離滅裂なことばかり言った1時間の面接後、私は今まで会ったメンバーにエレベーターまで見送られ、オフィスを後にしました。


終わった。

落ちたかも、これ。

あんなに頑張ったのに。全部無駄になったかも。

なんでもっと上手く話せなかったんだろう。絶対頭悪いって思われた。

面接の様子を頭の中で何度も再生しながら、自分で自分にダメ出ししてるうちに、本当に自信がなくなってきてしまいました。

また、こんな魅力的な会社に出会えるのかな。出会えたとして、選考に進めるのかな。
進めたとして、内定取るまでいけるのかな。

その確率って何%くらい?

もう少しで手が届きそうだったのに。

自分がダメなせいで、掴みきれなかったかもしれない。

つらい。人生って、つらい。

こんなことなら、花や草木に生まれればよかった。

と、食欲もなくウジウジしながら家のベッドでうずくまっていたところ、wantedlyのメッセージの通知がきました。

きた!
きた!怖い!怖い!
でも見たい!!


ほぼ反射的に開いたメッセージから、採用内定の文字が飛び込んできました。


え。受かった。


受かった!!!!!

体の力が抜けるような感覚。2ヶ月以上ずっと張り詰めていた糸が切れて、不安と緊張から解かれた瞬間でした。

私の面接は拙い部分は多々あったと思うのですが、会社が大事にしているコアの部分、価値観やカルチャーとのフィットを感じてくれたようでした。

さらに、選考に関わったメンバーからの寄せ書きのオファーレターまでもらい、自分を受け入れてくれる嬉しさと、彼らの組織作りへの本気さ、温かい人柄を改めて実感しました。

もちろん、すぐに内定承諾。
こうして私の3回目の転職活動が幕を閉じました。

内定後の交流

セブンデックスは毎月最終金曜夜に全社ミーティングとオフィス飲み会的なイベントが行われるのですが、入社前の段階でも招待され参加することに。

仲の良い後輩に「今日内定先の飲み会的なの行くわ」と言ったら、「ゆりさん、酔って下ネタ言い過ぎて内定取消にならないよう気をつけて下さいね」と忠告されました。言うわけねぇだろ。

当日オフィスに行くと、同い年の事業部長である西野が声をかけてくれました。

「よろしくー。俺なんて呼んだらいーい?今の会社でなんて呼ばれてんのー?」

『あ、ゆりさんとかゆりちゃんとか、ファーストネームが多いですね!』

「ふーん。じゃあ、ユリね。(^^)」


主人公?


少女漫画感が。すごい。
りぼんかちゃおの世界に転生してしまった。

私も「アンタ……あの時の!?」とか言って、うっかり応酬しかねないよ。

そんなチャラ男の西野ですが、もちろんただのチャラ男ではなく、事業部長として大活躍しています。
同い年とは思いたくないほど優秀で、とにかくみんなから頼りにされて、愛されてます。

やっぱ主人公なのかも、この人。

今日も面談のフィードバックでこんなこと書かれちゃったし。

…………ッ!

そんなこんなで、内定してから入社までの1ヶ月ほどの間も、会社の人と飲みに行ったりおうちに遊びに行ったりなどして交流させてもらったので、あまり人見知りすることなく入社日を迎えました。

セブンデックスの選考を検討してる方へ

以上、非常に長くなってしまいましたが、私のセブンデックスの選考体験をご紹介しました。

なんとなく、この会社の採用への本気度とか、カルチャーフィットに重点を置いてることとか、ウェットなコミュニケーションなどを感じていただき、ご自身とのマッチ度を測るための参考にしていただけたら幸いです。

また、現在選考中の方にとっても、選考を進める際にヒントになるようなことがお伝えできていればなと思います。
(あくまで私のケースですし、採用フローは常にアップデートしているので、違くてもあまり気にしないで下さいね!)

現在セブンデックスでは仲間を大募集中ですので、ぜひぜひお気軽にご応募くださいませ!!


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