1年前歯科衛生士の国家試験を受けていた私が、現在制作会社でデザイナーとして働くため行った1年間
初めまして!
歯科衛生士からデザイナーになった経緯↓
歯科衛生士として内定をもらう
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ネットサーフィンをしていてたまたまデザイナーの仕事を知る、興味を持つ→デザイナーになることを決意
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歯科衛生士国家試験をうける(合格!)
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卒業後、デザインの勉強を始める
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独学でどんどん学んでいくうちにUIデザインを知り、興味を持ち始める
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インプットだけでなくアウトプットがしたい!となり、UIデザイナーの長期インターンを始める
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就職活動をする
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制作会社のUI/UXデザイナーとして働き始める
こんな感じで1年間行ってきました。
振り返るとめちゃくちゃ色々なことがあったなあと思います。
ここからは詳しくお話ししていきます。
デザイナーという職業を知る
きっかけはSNSです。
たまたまネットサーフィンをしていたときに見つけた記事がWebデザイナーの方が書いているもので、それを読んだときに「ビビビッッ」ときました。
もともと小さい頃から何か作ったりすることは好きだったけど、仕事にするほどの才能はない。デザインとアートは一緒だと思っていた私はそこで違うことを知り、知識や努力でデザインの技術は磨けることを学びました。そして、衝動的にデザイナーになりたい!と、とんとん拍子で話が進んで行きました。
(この時はまだ国家試験直前。歯科衛生士として内定ももらっており、働きながらデザインの勉強をしようとも思ったのですが、中途半端なことはしたくない。やるなら絶対デザイナーになるから一本で勉強しようと思い、内定を辞退し、国家試験を受けたあと、本格的に学び始めます。)
デザインを学ぶ方法を調べた結果
・デザインのスクールに通う
・独学
の2つの方法がありました。
私は、最初何をすれば良いのかわからない、コミュニティを作りたい、プロのデザイナーに最初から学びたいという優先順位が高かったため、「デザインのスクールに通う」を選択しました。
デザインの勉強を始める
国家試験を終えた私はすぐさまデザインの勉強を始めました。(国家試験は見事合格しました😌!)
スクールは4月入学で、3月15日から利用可能だったので、それまではひたすら独学。何も知らなかったので、カフェやおうちでひたすら情報収集。
本もたくさん読みました。
時間がたっぷりあった私はスクールに通い浸り、3、4月はデザインのツールの使い方から紙のデザインやサイトのトレースやデザイン、4、5月は主にコーディングの勉強をしました。並行して独学でデザインの勉強も行っていました。そこでUIやUXの領域を知ったり、マーケティングや心理学の知識も深く関わっていることを学び、Webデザインの領域だけでなくもっと挑戦してみたいと思い、UIトレースや分析なども行い始めました。
デザインのアウトプットに関しては、スクールだけでは全然足りないと思い、本やネットの他に、自分でお題を探してきてバナー制作をしスクールのトレーナーさんにFBをもらうという方法を繰り返していました。
【UIトレースの例】
実務(案件)に挑戦
アウトプットの量が負けていると思った私は、ココナラやTwitter経由でデザインの制作(主にバナーや名刺などの簡単なもの)に携わり始めました。ここで学んだことは
・お客様とのやりとりの仕方
・ヒアリングの難しさ
・費用や納期の調整
・納品の仕方
デザイン制作だけではなく、最初のヒアリングから納品までクライアント(お客様)と関わり、毎回反省点やわからないことをたくさん学ぶことができました。
わからないことはひたすらネットで調べる。見様見真似でやってみる。これをただただ繰り返していました。デザインの技術に関しては、制作物は必ずプロのデザイナー(スクールのトレーナーさん)に見せ、FBをいただいていました。技術を上げるためには自分の視点だけでは絶対に上がりません。たくさん指摘をいただくことで、新たに発見した点や、自分の癖、考え方など少しずつ吸収できるようになりました。
しかし、3月から勉強を初め2ヶ月ほど経った5月初めに、全然足りないな。と思いました。時間があるのにアウトプットの量が足りなさすぎる。インプットももちろん大事だけど、アウトプットを出さないと力にならない。こう思った私はインターンをしようと決めました。
インターンを探す
デザイナーのインターンを探し始めたのですが、自分の実績もなければポートフォリオもない。もちろん落ちる。そりゃそうです。笑
まずは実績がなくても良いから自分を知ってもらうための、ポートフォリオを作ろう。と思い「ポートフォリオとは?」から入った私は、調べまくってポートフォリオを作成。作品はほとんどなかったのですが、自分で作っていたバナーや、スクールでの作品、案件で制作した作品を数品載せました。
1からコーディングも出来たのですが、早く仕上げたかったのでSTUDIOでパパッと作りました。
そしてWantedlyやサイトからインターンを申し込み、UIデザイナーの長期インターンを始めました。
長期インターンを始める
UIデザイナーのインターンで行ったことは主に
・Webサイト、LP、アプリのデザイン作成や補助
・簡単なコーディング
です。
初めてだらけのことで頭がいっぱいになることもありましたが、経験がたくさん積めました。本当に。あの期間は本当に濃密だったなと思います。
独学だけではわからない
・チームでの動き方や部署間を超えた連携の仕方
・デザインFBの量
・現場で使えるTips
などデザイン以外に、プロダクトチームの連携の重要性やショートカットキーの大切さ、などすごく勉強になりました。
そして毎日プロのデザイナーにFBをもらえることの有り難さ。アウトプットのレベルの低い私のデザインを、1から鍛えてくれ、考えることの視点やデザインのいろはを丁寧にときには厳しく教えていただきました。
あの時の考え方や経験は今もすごく活きているなと実感します。
就職活動を始める
夏を過ぎたあたりから、就職活動を始めようと思いました。
実は最初の計画では、スクールを卒業したあとの12月ぐらいからやろうと決めていたのですが、21新卒での応募が今あることや、周りからの勧め、早くから始めて損なことはないなと思ったため、意識し始めました。
そして就活用のポートフォリオを作らなければと思い、時間を縫って少しずつ進めていました。
そして自分の就活の軸を決め、どうしたいのかを明確にしました。
私の当時の軸は
・UIができること
・UIだけでなく、上流工程から携われる機会があること
・1人で担う裁量が大きいこと
そして、いくつか会社を受け、選考→内定をいただきました。(就職活動は後日詳細の記事を出そうかと思っているので簡単にまとめます)
内定の中から今の制作会社を選んだ理由は
上流から全ての工程を経験することができる。という点です。
UIはもちろんUXもグラフィックもやってみたい!という好奇心旺盛の私にぴったり当てはまりました。また、自分の将来のビジョンを考えたときに、次のステップに活かすときに、必要な知識や経験を身に付けることができると考え、ここに決定しました。
Daily Cocodaを始める
就職活動中あまりデザインのアウトプットに時間が割けなかったので、少し焦っていた私は、感覚を取り戻すこと、UIデザインの向上・視野の拡大を目指しDaily Cocodaを始めました。また、就職活動も内定はいただいていたものの、まだ続けていた状態でした。ここまで就職活動を行ってきて、自分のデザインに対する熱量が相手にうまく伝わらなかったり、自分の性格上の強み(負けず嫌いさや粘り強さ)というのを形にして伝えるための手段としての目的もありました。12月16日から1月23日の39日間(1月最後の週はインターンがあったためここで終わりました)、クリスマスや大晦日、お正月も休まず、ひたすら製作しました。
デザインを筋トレと例える人もいますが、デザインは1日で上手になることはないけど、目に見えない小さな1歩が積み重なって気づいたときに少し上達している、それを日々実感しました。
Daily Cocodaではただお題を制作するだけではなく
1枚目:お題と制作物
2枚目:制作物の解説
3枚目・4枚目:そのお題と同じジャンルのアプリの分析
をまとめ、Twitterに毎日あげていました。
そうすることで、ただお題に対して制作するよりも、様々なジャンルのアプリをDLして実際感じたことを言語化することでたくさんの気づきがありました。そして言語化って難しいと改めて実感しました。
【Daily Cocoda39日分】
内定した会社で1週間インターン→
制作会社に入社
制作会社に勤務してから1ヶ月が経ちました。(早すぎる、、、、)
正直何もできてません。できなさすぎてクビにされるんじゃないかと思うぐらい。(みなさんとても優しいです)
新しいツールだったり、新しい経験に必死にしがみつく毎日です。
この内容も後日記事に出したいと考えています。
そんなこんなで目まぐるしい1年が経ち、1年前は想像もしていなかったデザイナーとしてスタート地点に立つことができました。
振り返り
ちょうど1年前の3月の第一日曜日、私は歯科衛生士の国家試験を受けました。そして今、こうやってデザイナーとしてnoteを書いていると思うとすごく不思議な気持ちです。
この1年を通して“考える前に行動”を積み重ね続けたなと思います。
・自分で考えて、目標を決める(デザイナーとして就職する)
・そこに到達するためのステップを決める(デザインの知識や技術の習得)
・ステップを決めたらそこまでの行き方が何通りあるのか、どれが自分にとって行きやすいかを考える(スクールに通う、独学、インターン、案件)
・迷ってもひたすら進む(SNSで聞く、ネットで調べる)
今はSNSという便利なツールがあり、私自身SNSはすごく苦手なのですが(プライベートのアカウントは更新ゼロ。見る専門です。笑)、SNSではたくさんのデザイナーさんや同じように勉強している方達で溢れています。そこでしか得られない知識だったり、コミュニケーションなどもあるので使わない手はないのかなと思います。
こんなことを言っていますが、私も本当に発信することが苦手なので、意識して発信したり、これからも少しずつですが挑戦していきたいと思っています。
本当にたくさんのことを学び、大きく成長した1年でした。やっとスタート地点に立て、ここからです。今年は去年よりも飛躍した1年にします!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
またお会いしましょう!
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