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告白 ~休職日記~

私は、数年前から心療内科に定期的に通院している。

先日、人生初の診断書をもらい、はじめて休職した。
もともと、8年以上前に遭ったパワハラで、心身のバランスを崩していたのだが。

このときにはじめて心療内科を受診したのだが、休職どころか入院を勧められ、依存性の高い薬を処方されたため、その病院には行かなくなった。

その後すぐに、今度は婦人科疾患が判明し、ホルモン剤の副作用で更年期障害のような症状が出たため、婦人科で、依存性の少ない抗うつ薬などを処方してもらっていた。
まだ娘を妊娠する前であり、ゆくゆくは子どもを…と考えていたため、婦人科でホルモン剤と精神のお薬を処方してもらうことは都合がよかった。

やがてホルモン剤も精神のお薬も辞め、すぐに娘を授かった。
ただ、出産の際の突発的な病気で、今度は体に大きな打撃を受け(大量出血)、もともとのホルモンバランスの不安定さも相まって、産後1ヶ月で産後うつと診断された。

このときに受診した心療内科の先生は、寄り添ってくれるかんじはないものの、あっけらかんとして明るく、処方してくれる薬も依存性の少ないものばかりだったため、もう5年半ほど、定期的に通院している。

一度減薬を試みたものの、育休復帰の時期と重なってしまい、しかもコロナ禍の幕開けもあり、減薬には失敗した。
ただ、心の不調による休みもほとんどとることなく、それなりに安定して仕事には行けていた。

これが、noteを始めて数ヶ月、私が秘密にしていたことである。
(似たような状況の方のコメント欄では明かしていたけれど。)


そして。
なぜ、私が今になって休職に至ったか。
まぁ、少しカッコつけつつ、簡潔に書くと。
職場、というか組織の偽善的な部分、そして多くのヒトゴト感に疲れてしまったから…といったところだろうか。

私の部署には、今年度から障がい者雇用の新人さんがやってきた。
彼女は下半身と左半身に麻痺があり、車いすが手放せない状態。
でも、とっても前向きで、優秀なイイ子。
この新人さんが必修の「人権研修」にどう参加させるか。
研修開催地はバスでないと行けないところ。
動画研修など代替措置も考慮されていなければ、研修参加のための交通手段も考慮されていなかった。
研修主催者であり、雇用を決定した本社人事課は原課でどうにかするように、と。
支社の総務は、高額になってしまうタクシーチケットをバンバン使うのはやめてほしいと。
支社の経理は、規定違反ではないけれど、監査からの質問を恐れて、あの手続きはするな、この手続きはするな、原課で考えろ、ただ報告はしろ、と。


研修開催日まであと2日…といったところで、私は体調に異変を感じた。
動悸、それに伴う息切れや手足の震え。
そして、そのせいで数日間よく眠れなかった。
研修開催地までの交通手段を確保する段階において、何度もどんでん返しや壁にぶち当たった。
いざ、新人さんが研修に向かうにあたり、「やはりこのタクシーチケットは使えない」だの「タクシーが来ない」だの「実はまだ手続きに不備が…」などといったどんでん返しが、また起こりやしないだろうか。
私は、研修開催日まで、これまで感じたものとは一味違うプレッシャーを感じ、緊張していたのである。

もうしんどい…。
苦しい…。
でも、新人さんがこの研修に無事参加できて、無事に帰ってきてくれたなら、きっとおさまるだろう…。
そう、言い聞かせていた。

ところが。そのさなかに。
研修は無事に参加してもらえたのだけれど、別の仕事でどんでん返しがあった。

今年度から、謎の仕事の割り振りで、うちの係に丸投げされた仕事があった。
その仕事は、数年にわたり、いろいろな課にたらいまわしにされてきた仕事だった。
そして、その数年のうちに、資料の保管やら、システム改修やらがぐちゃぐちゃになっていたことが、新人さんの人権研修前日に発覚したのである。

もちろん、この仕事は、私ひとりでこなさなければならない仕事ではなく、ほかにメインの担当者がいる(はずな)のだけれど…。
人権研修での数々の壁や、摩耗してしまった心、身体にまで出てきてしまった症状…。
この時点で、もう私は何も頭が動かなくなってしまった。

その翌日(人権研修開催日)、私は上司に体調のことを相談し、さらにその翌日、受診し、診断書が発行され、休職に至った次第である。
(研修開催日の翌日から休職となったので、新人さんが無事研修を終えられたことは、見届けることができた。)


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久しぶりに記事を書いたからなのか、体調が万全でないからなのか、途中でちゃんと書けているんだか書けていないんだか、混乱してきたゼ…。
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そして、休職してから…。
始めの2日間は、引継ぎのため実はリモートワークをしていたのと、さらに法事があったのとで、結構苦しかった。
特にリモートワークでは、会社の空間につながると、動機や震えが激しくなった。
ただ、その期間に、娘から「おかあさん、今日はやさしいな…。」と言われ…。
休みに入る直前、これ以上病んだら娘にも影響が…と思っていたのだけれど、もうすでに娘にこんなことを言わせてしまうくらいに、私はヒリヒリしていたのだと愕然とした。
どんな仕事も自分事として懸命に取り組むことも大切だけれど、幼い娘に悪影響を及ぼしていたら本末転倒だ、と感じた。

その後、はじめの1週間は最低限の家事を済ませてずっと寝ていた。
本当にいつまでも寝られた。
しんどくて、はじめてnoteのアプリを数日間開きすらしなかった。
次の1週間は、娘の幼稚園の水泳参観や図書委員などで忙しい日をこなせたこともあり、「案外早めに復帰できるかも♡」と思ったら、翌日反動で寝たきりになる…といった一進一退の状況であり、これが、休職期間折り返し地点の、いまの私の現状である。

そして、休職期間中に、いくつか悩み事ができてしまった。


まず、娘の園に聞かれたらどうするのか、ということ。
娘は保育園ではなく幼稚園に通っており、夕方は毎日預かり保育、ということになっている。
仕事に行っていたときは18時前頃に迎えにいっていたが、仕事がなければ、15時、遅くとも17時にはお迎えにくるよう言われている。
休職してから、体調の波があるので、15時には難しいのだけれど、17時にはお迎えに行くようにしている。
園にバレたくなければ、いつもの時間にしらっと迎えに行けばよいのだが、少し早いと娘が喜ぶ、ということもあり、17時に迎えに行っている。
お迎え時間がいつもと異なる時点でバレるので、あえて出勤用バッグを持たず、手ぶらで送迎している。
ここまでしていれば、「じゃあもう休職中でって言ってしまえばいいではないか」といったところだけれど、そうすると、ふたつ問題がある。

まず、お迎え時間はなぜ15時にしないのか。
(まあこれは体調が…といえば何とかなる…か……?)

次に、今週末旅行の予定があること。
東条湖おもちゃ王国に行く予定なのだけれど、そこで娘の大好きなメルちゃんランドが期間限定で開設されている。
開催期間の終期は今週末。
延期するとメルちゃんランドはなくなってしまう。
さらに、この旅行は、私たち夫婦の結婚10周年の記念旅行でもある。
(結婚10周年の節目が、よりによって体調不良…。しくしく。)
おそらく、娘は、幼稚園で、先生やお友達に、いつ、そのメルちゃんランドに行くかを言っているであろう。
そんななか、親が休職って正直に言う?
別に、休職期間中に1回くらい旅行で気分転換したってかまわないのだろうけれど(なんか判例もあるようだし)、やっぱり、周囲には不信感を抱かせてしまうような気がしているのだ。
苦肉の策として、体調が思わしくないので、有給を入れつつリモートワークをしている…と娘には言っている。
案外、子どもは、親の行動や言葉を見て聞いて、幼稚園でバラしている。
ウチの子に限らず。


次なる悩み事としては、退職時期の再考である。
私は、令和7年3月末をもって退職をする旨、職場に報告している。

報告時期としては、いま報告したとしても早すぎるくらいなので、折に触れて、上司から「考え変わってない?」と確認される。
ただ、今の私のこの体調を見て、退職時期を少し早めたほうがいいのではないか…という考えが浮かび始めている。
この体調で、仕事をこなしつつ、年明け以降に、娘の小学校入学準備をできる自信がない。
ただ、たとえば年内をもって退職…となると、職場の人員的に迷惑がかかる。
あんなに新人さんの研修参加の件で他人のヒトゴト感を指摘していたのに、当の本人は色々ほっぽらかして逃げ出すんか!と私の脳内の黒い奴か白い奴かが言う。
でも体調崩して、娘に悪影響与えるのも良くないし、結局年明け無理してまた休職とかになったら、それこそ元も子もないわ!と、これまた、私の脳内の黒い奴か白い奴かが言う。
(どっちが黒い奴の意見なのか、白い奴の意見なのか、今の私には見分けがつかない。)
幸い、夫や両親からは、6月も12月も来年3月もさほど変わらないから、私の好きにしていいと言われてはいるのだけれど。

まぁ、まだ休職期間も折り返し地点である。
不安の先取りをして、くよくよ悩むことが今いちばん良くないことで、それこそ復帰してから考えればよいのだけれど…。


以上が、私の告白と現状である。
(誰がキョーミあんねん!と、またヤナギ○ソン【関西地域の芸人さん】のようにセルフツッコミをしてしまいそうだけれど。)

しかしまぁ、半月ぶりの記事作成で、ちゃんと書けているのか不安になるゼ…。(←その、ナゾの「ゼ」はいったい何なん…。)


※画像はメイプル楓さまのものをお借りしました。
 ありがとうございます。



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