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血と不安感~旧暦師走~

今月の野菜「ほうれん草」

ピンチの時に食べれば、たちまちに元氣もりもり、危機を救ってくれるアイテムとして有名な?ほうれん草。今の若い方ってポパイ知ってるのかな?「あ!僕、毎月読んでますよ!」などと言われるかもですが。

ほうれん草は総合営養野菜と呼ばれるようにビタミン、鉄分、ミネラル、食物繊維などをバランスよく豊富に備える優れもの。最近では通年流通してますが、その旬は冬。葉の立派さや、本来の甘味など冬のほうれん草は、ほんと美味しい。

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薬膳的な効能としては血を養い、巡らせてくれます。そのため、手足の冷え、かすみ目、爪が割れやすい、髪のパサつき、不眠、便秘、高血圧、生理痛、イライラ、不安感といった血に関する諸症状に役立ってくれます。

わぉ!なんてこった~い!!そんな時は、ぜひ。


血と不安感

ストーブに身を寄せ「あぁ、生き返った!」お鍋やおでんを食べて「あぁ、幸せ幸せ」そんな言葉が思わず出る、寒い寒~い冬。

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中医学では血(ケツ)の役割に精神安寧作用があり、血の健やかさは、氣持ちと大きく関わると考えます。

そんな血は、基本的に冷えることを嫌います。そのため冬はどうしてもやる氣が出なかったり、閉じこもり氣味になったり、漠然とした不安感などが起こりやすくなります。

そんな時はどうすればいいか?それは身体(血)を温めてやります。お風呂や温泉に浸かって「あぁ、極楽極楽~♪」なんて、まさにまさに。

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身体(血)を温めてくれる食材としては、葱、生姜、韮、唐辛子、そして日本酒とワイン!酒呑んで、多幸感に包まれるのもそのせい。笑

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それと血の不足も、不安感を引き起こす一因となります。血を養ってくれる食材といえば、ほうれん草、にんじん、小松菜、黒豆や牛肉、豚肉、鶏肉、レバーなど。

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今ある不安感。それは、自身のせいではなく、冬(冷ゆ)の仕業ってことで。


不安感には「神門(しんもん)」

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手首の内側、小指側にある腱の親指側(ちょっと凹んだとこ)不安感以外にも不眠、動悸、息切れなど、いわゆる「救~心救心♪」なツボです。


ゆらね養生雑記 旧暦師走号


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