私の夫が鬱と診断されるまでの話
この1年、第一線でご活躍されていた芸能人の方々の悲しいニュース、大人気の女優さんの適応障害による活動停止など、衝撃的なニュースが次々と話題になっていますね。
私自身、この半年くらいの間で、しつこい胃もたれと不正出血があり、アラフォーにして生まれて初めて、胃カメラと子宮鏡検査を立て続けに受けました。
結果的にはいずれも「病気は認められず」という診断だったのですが、それぞれの先生から、「おそらく、ストレスが原因ですね」と宣告されました。
ちなにみ、胃カメラで初めてお世話になった胃腸科の先生は、
「特にこの1年、胃腸の不調を訴える若い人がすごく増えているんですよ~。やっぱりコロナとかで生活が一変しちゃって、良い変化も悪い変化でも、人って強いストレスを感じますからねー」
と、10年来かかりつけの産婦人科の先生も、
「この1年、不正出血での受診、増えているんですよ。ゆらもりさんみたいなアラフォー大人世代の女性だけじゃなく、若い人も年齢問わず、ストレスが引き金で、不正出血になってしまう症例が最近特に多いんですよねー」
とお話しされていました。
私の場合は幸いにも、ストレスを受けて悲鳴を上げた身体のサインが、具体的な胃もたれとか、不正出血という形であらわれてくれて、それぞれの症状に応じた病院で、しっかり検査して、検査結果も異状なしという結果を得ることができました。
そして、身体的には異常がないのに、なぜそのような身体の不調があらわれたのかの可能性について、それぞれ専門のお医者さんから丁寧に説明もしてもらうことができました。
検査結果が異状なしで、ストレスという原因も思い当たる点も多々あり、それならしょうがないかと心が少し落ち着いたのか、胃もたれと不正出血は、それから少し軽減されたわけですが、これが、身体の症状ではなく、心の症状としてあらわれて、さらに心の症状が悪化していたらと思うと、とっても怖いことだなと思いました。
前置きが長くなってしまったのですが、生きていればみんな、それぞれ大なり小なりストレスがあるわけで、それが、どういう形で身体の症状として表れるか、人ぞれぞれですよね。
私の夫は、3年前に、仕事のストレスや疲れが原因で、「鬱」という心の症状として異変があらわれました。
今回は、誰でも他人事ではない、「鬱」という症状に苦しんだ夫について、鬱になってしまった夫を持つ妻からの視点でシェアしたいと思います。
今回、この話をシェアするにあたり、夫にあらためて「鬱」の診断がでるまでのおおまかな流れをヒアリングしました。
そして、夫本人の同意を得た上で、大まかな流れをシェアさせていただければと思います。
あくまでも私の夫という一個人の例となりますので、同じような症状があるから、その症状はすべて鬱だ、ということにはなりませんので、その点はご留意ください。
一方で、「ん?もしかして自分も…」「実は自分も似たような悩みがある…」と、お一人で苦しんでいるような方、何か引っかかることがある方がいらっしゃったら、あくまでも一つの事例として、ご参考にして頂けたら良いのかなと思います。
夫の鬱が判明するまでの主な流れ
※夫へのヒアリング結果より
①仕事から家に帰ってくると、身体中が異常にかゆくなる
②皮膚科に行きかゆみ止めの飲み薬を処方し服用するも、あまり改善せず
③かゆみもあり、眠たいのになかなか寝つけず、やっと寝ついたと思っても夜中や早朝に何度も目が覚めてしまう
④寝不足で、日中ずっと身体がだるい、身体がだるいのですべてのことが億劫になり、朝起きるのも辛く、朝、出勤のための準備をすることが相当の負担に感じる
⑤朝起きると胃がキリキリ、さらにお腹も痛くなり下痢気味、1日中胃がキリキリと痛く、食欲がなくなる
⑥あまりにも胃が痛いので内科に行き胃カメラ検査するも異状なしの診断
⑦内科の先生のアドバイスをもとに恐る恐るメンタルクリニックを受診、鬱の診断を受ける
この①~⑤に至るまでの期間が、およそ1年くらいだったそうです。
そして⑥⑦を経て「鬱」の正式診断が下り、休職という流れとなりました。
ちなみに、妻である私は、お恥ずかしながら、⑥の胃カメラの結果を伝えられるまでの約1年間、夫が①~⑤のような症状で苦しんでいたということに、まったく気づくことができませんでした。
でも、確かに思い返してみると、
・以前までは、同僚とご飯に行ったり、職場での出来事を私に話してくれていましたが、いつのまにか同僚とご飯に行く機会も少なくなっていて、職場の話も全然しなくなっていた
・買い物とか美味しいものを食べることが好きな人で、休みの日は一緒に買い物に行ったり、話題のお店のランチに行ったりしていたが、疲れたといってあまり出かけたがらず、家で一人スマホをいじっていることが多くなった
・以前はテレビのお笑い番組などをみて、娘とゲラゲラ笑うことも多かったが、テレビとかをみてもあまり笑わなくなったし、そもそもテレビとか映画をみなくなり、部屋に閉じこもることが増えた
このような変化があったかもしれないなと、後々考えてみると、思い当たることはありました。
ただ、これはあくまでも後に振り返ってみると、というレベルで、
「最近、ちょっと疲れてるのかな…?」
「今日はちょっと機嫌が悪いのかな…?」
くらいにしか思わず、
「まあ、そのうち仕事が落ち着いたら、また元に戻るよね」
くらいの、軽い気持ちでしかとらえることができませんでした。
これらの小さな変化がまさか、深刻な病へつながる症状だったのだ、ということに、その時の私は、まったく想像もしなかったのです。
今日は、夫が鬱だとわかるまでの大まかな流れをシェアいたしました。
とっても長い文章になってしまいましたので、今回はこの辺で終わりにしたいと思います。
次回は、鬱の診断が出てからの家族の苦悩の日々と、夫の退職~自宅療養などのお話もまとめていけたらと思います。
△夫の症状が落ち着いたころから、夫婦二人ではじめた新しい共通の趣味(?)山登り!色違いでトレッキングシューズを新調し、夫とふたりで新しい靴で近場の山に向かうときに撮った一枚です(^_-)-☆
取り留めのない内容となりましたが、ここまで読んでくださり、ありがとうございました!
この先も、少しでもご参考にいただけるような情報発信ができたらなと思います。
これからも、どうぞよろしくお願いします!
ゆらもりでした💛
最後に蛇足ですが、「最近、心が疲れているな」と思ったら、自分にとって刺さるタイトルの本を読むのもおすすめです!私自身、心に関する書籍を多数読むことで、とても勉強になりましたし、精神的にもとても救われました!
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