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It Takes Two:最高峰のふたり協力ゲーム

みなさんこんにちは、素敵なゲームライフをお過ごしでしょうか。
いきなりですが、It Takes Twoと言うゲームを御存じですか? 今年の春にEAから発売されたふたり協力用のこのゲームですが、かなり面白かったです。
なので、今回はこのIt Takes Twoの感想について簡単にまとめてみます。何も情報を入れない方が面白いので、未プレイの人はブラウザバックしてくださいね。

(なお、紹介記事ではなく感想記事なので、公式に載っているあらすじや設定などはわざわざ書かないのであしからず。ネタバレあったらゴメンネ)

あらゆるゲームを詰めこんだ傑作

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It Takes Twoは、Portal 2We Were Hereと同じくふたり協力用のゲームです。まず、このゲーム最初に感動したのは、あらゆるゲームのジャンルやテーマを詰めこんでいるところ。基本は3Dアクションなんですが、所々2D横スクロールアクションになったり、いきなり格闘ゲームフライトシューティングが始まったり、はたまた見下ろし方のハクスラRPGになったりと、目まぐるしくジャンルが変わっていくのがとても楽しかったです。他にも道中にミニゲームがいくつかあるんですが、リズムゲームがあったりと、登場するゲームジャンルを挙げればキリがありません。
そして、もうひとつ感動したのが作りこまれたステージです。ステージはただの家の中から戦争もの宇宙ファンタジーなどさまざまなテイストなんですが、それぞれのクオリティがかなり高いです。正直引くほどで、デザインや素材の質感なんかもそうなんですが、当たり判定がヤバい。宇宙のステージで操作キャラを100分の1くらいに小さくできるんですが、普通の大きさだと普通に立てる金網も、小さくなると網目から抜け落ちてちゃうんです。他にもクッションのもふもふの盛り上がりもちゃんと曲線で当たり判定があったりと、細部までの作りこみが異常です(容量50GBは伊達じゃない)。歩き回るだけで楽しかったです。
言うなれば、これはゲームのディズニーランドですよ。そんなふたり用のディズニーランドで遊んで楽しくないわけがありません。ここまでのクオリティで色んなものを混ぜたゲームは無いんじゃないでしょうか。こう言うと安っぽいですがふたり協力用のゲームとしては傑作です。

やりすぎてしまった制作陣

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上でゲームのディズニーランドと書いててあれなんですが、It Takes Twoは中々バイオレンスなゲームです。操作キャラクターである主人公たちは人形なんですが、よく粉みじんにされますし、釘を打ち付けたり金槌で殴ったりできてしまいます。
ここまではいいのですが、ストーリーがわりとひどい。中盤で娘の一番の親友であるゾウの人形を嬉々として壊そうとするところなんかは特に胸クソ。いわゆる毒親が更生するのがストーリーの大筋だと思うんですが、これはやりすぎです。一線を越えてます。ローズが不憫でしょうがない。もう少しマイルドな、悪く言えば無難なストーリーだったらこの記事のタイトルは「最高のふたり協力ゲーム」だったんですけどね。
どこかで見たことのあるサブキャラクターやシーン、あの映画やゲームのパロディとかは最高なんですけどね。もったいない。ストーリーにもう少しひと押しが欲しかったです。

まとめ

今回はIt Takes Twoの感想についてまとめました。キャラクターのモーションだとかBGMとかいいところを挙げればきりがないゲームです。ストーリーに欠点はありますが、それ以外はすべて100点を超えてます。ゲーム性で見るとここ数年でトップクラスではないでしょうか。2021年に何か賞をとっても不思議ではありませんし、自信を持って勧められるゲームです。
もしここまで読んでプレイしてない人がいたら、友人を誘って遊んでみてはいかがでしょうか。それでは今回はここらへんで。

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