分かり合えない!の正体
今日も息子と大分裂、大爆発からの大分断。
私: こんなに考えてこんなに想ってこんなに捧げてるのに、あなたは何にもわかってない!わたしは何も分かられない!わたしはこんなに分かろうとしてるのに、こんなにもこんなにもこんなにも!!!
息子: 俺だってこんなに考えてるのに!なんも分かってもらえないは同じだろ!!結局敵じゃねーかよ!!!
私: (なんだとぉぉぉぉおこの世で1番の味方に向かってそんなこと言うのかぁぁあ嘆きと悲しみと無力感と絶望感)そんなにスマホがだいじなら買うカネくれてやるからそれもって今すぐ出て行け!スマホ命でスマホ抱えて一生1人で生きて行けーーー!!!
わーわーわーわーわーわーわーわー
(お互い何言ったかわからない記憶にもない)
泣き喚き、叫び、幼い娘(4歳)がなんとかしようとこれまた泣き叫びながら間に入る。
娘: ママもうあっち行こうよ、ママお願い泣かないで、泣き止んで、お目目をぱっちりあけて、こっちをみて、ねぇママ、ねぇママ、ねぇママーーーーー
そして
抜け殻
・・・・・・・・・・・
どれくらいの時間が経ったんだろう。
あーーー、ほんと、おんなじだね。分かられない痛みと、分かってやれない痛み、私も息子も、全くおんなじ。
息子だって、私を分かろうとしてる。私に分かってほしいと願ってる。私も息子を分かりたいし、息子に分かってほしい。
分かろうとすることが愛。
分かってほしいと願うことも愛する相手だからこそ。
なーんだ、このバトル、お互い愛を叫んでるってことじゃないか。愛しかないじゃないか。ここには、愛しかないんだ。本当に。
時間をおいて、娘と買い物に出かけた。用事を済ませてベンチに座ると、横には我が家のいきつけのお寿司屋さん。(電車がお寿司運んでくれるようなとこ)
娘: お寿司食べたーい
私: じゃあにぃに呼んで来るって言ったら食べよっか。ケンカしたらどうにかして仲直りはしないとだもんね!どうしたらいいと思うー?
娘: うーんそうだね、優しく言ってみたらいいんじゃない?仲直りだもん!
出ない可能性もあるよなーと思いながら家電を鳴らすと、出た。寿司食べに来いと言ってみたら、来ると言う。
おぉ、そうか。来るか。
お店に入り、しばらくは無言でひたすら寿司を食らう。(もちろん娘とはぺーらぺらおしゃべりしつつ)
機が熟した(と勝手に私が感じた)タイミングでこう言った。
私: あんなことあって、でもなんとか歩み寄りたいと思ったママがお寿司食べにおいでと言って、なんとか歩み寄りたいとキミも思っていたからこうしてやってきた、ていう理解でいい?
息子: うん
私: お互いわかってくれない!て思っててさ、何を分かってくれないと思ってるかはお互い分からないんだけど、この分かってくれない!むかつく!悲しい!みたいな気持ちとおんなじ気持ちを相手も感じてるんだなーってことはお互いわかるじゃん?わかってくれない!が分かるわーみたいな。言ってる意味分かる?
息子: わかる
私: じゃあ、お互いごめんね!仲直り!でよくない?それで終わりにして、またここから話を始める、前に進んでく、てことで。
こう言って差し出した手を、息子が握り、めでたく仲直り。
明日、先生の空き時間にとりあえず先生に会いに行ってみよう、ということで合意。
学校に行っても行かなくてもどっちでもいいよ、て、私が心から思えて数ヶ月。それでも、キミは本当に学校に行きたい部活だって行きたいと心から願ってるんだね、ということがよくわかったこの数日。
やってみようや、怖いけど。第一歩は怖いけど。一歩踏み出した後にまた止まってもいいじゃん。一歩踏み出せたら、踏み出せたことをただただ認めていこうよ。
大げんかしたけどこんな風にお寿司に誘えた、歩み寄った!てママは自分を認めてる。キミもムカついて死にそうだったけどこうしてお寿司を食べに来た、歩み寄った!て自分を認めてさ。
ちっさいことを、いっこいっこ、認めていこう。
明日につないでいこう。
大丈夫。
ここには愛しかないんだから。
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