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202303 雑記

K子を旅行へ連れて行った。
K子とはわたしの母親のことで、「けーこ」と読むわけではなくKから始まる名前ということ。ちなみにこの書き方は、植本一子さんの本に書いてあったのをいいなと思って真似た。

ブログを読み返していたら、中学の時に書いていた日記かなんかのテキストを載せた投稿があった。
昔付き合った、というかわたしがはじめて告白した人がわたしのために書いてくれた手紙、なのかな。それに対してのツッコミなど。

『お前の家まで75分』て書いてあったけど
実際そんなかかんないし
お互いの家から75分でぶつかるのは南郷町だし

とblogに書いてあった。

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ちなみにここまで書いたことは全部嘘。

いや、嘘というか昨晩見た夢の話。
夢から覚めるときにはすでに、わたしはこのことをなんとしてもnoteに書きたいと思っていて目を開いてからすぐにスマホにメモしたんだった。

夜中に何やってんだ

わたしは大人なので、夢の話は人にするもんじゃない、誰も面白がってくれないことくらい知っている。
けどこれをどうしてもnoteに書きたいと思ったのは、現実との曖昧なリアリティがどうしても書き残しておきたいくらいに興味深かったから。

まず、この夢は動的なものではなかった。
普段見る夢はたいてい何かが起こって、その出来事の渦中にいる「わたし」がたとえば何かから逃げたり戦ったり言い争いをしたり(わたしの夢は穏やかじゃないことが多い)する、映像としては自分の眼から見えた景色であることが多い。
時たま、神の視点?というか、わたしは全く関係なく何か映された映像を見ることもあるけど、まあそれは稀で。
ただ、昨晩見たのはブログだった。パソコンの画面だった。

内容としては、最近母親を旅行に連れて行ったことと、過去に書いていた懐かしいブログを読み返して香ばしい気持ちになったことが書かれている、本当に他愛もない話題。

そのブログがわたしの脳内に拡がっていた。
実在していると思わせる力が存分にあった。夜中に目が覚めたとき、少し怖くすらあった。一歩間違えたら自分ですらそれを信じてしまいそうな気がしたから。

K子とは旅行になど行っていない。
植本さんの本でそんな記述は見たことない。
過去にそんなブログは書いていないし南郷町もない。

こっわ。
「南郷町」なんて、漢字でしっかり見たからね。
ねえんだわ、地元にそんな町。
ただ、『はじめて告白した男の子』は実在していて、マジでなんの思い入れもないのに時たまわたしの夢に顔を出す常連ではある。中学の卒業式で第二ボタンくれた人。あと、中学のとき日記も書いてた。文化屋雑貨店か宇宙百科かスイマーのどれかで買ったノート。懐かしい。
あ、あと、K子もいる。母。

でまあ、夢の話なんで、オチはないんです。
すみませんね。ここまで読んでくれてありがとうございました。
えーでも怖くない?
わたしはちなみに、人の夢の話結構好きな方です。

トップ画像は先日大阪行ってきた時のもの。
太陽の塔内部にあった岡本太郎さんの言葉
『芸術は呪術である』
だそうです。はい。


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