202309 雑記

気がついたときには、かなり「ルーティン」のある生活になっていた。

朝。
起きたらまず家事。洗濯、掃除、お風呂洗いなど。
その後、20〜30分の軽い運動。
そして、しっかり空腹になったところで遅めの朝食。
ご飯、納豆、卵、漬物、味噌汁が定番。

昔の自分から見たらまったく別人のようだと驚くだろう。
信じてももらえないかもしれない。
クラブに通って朝まで遊んで、牛丼食べてから夕方近くまで寝てた自分を思い返すと、確かに、わたしですら過去のわたしを別人のように感じる。

結婚してもうすぐ12年が経つ。
夫と暮らす日々を重ねる中で、おもしろかったことは何度も二人で話題に出すのでまるで昨日のことのように覚えてるのに（新婚旅行中、なぜかわたしがレギュラーの西川くんのポーズにハマりすぎて写真がほとんどそのポーズなこととか多分100回以上話しては爆笑してる）、10代20代の頃のことは薄くもやがかかったように思い出せない。

PHSから携帯になって、水没して番号が変わって、それきりになってしまった友人やクラブ通いの生活から劇団で活動するようになって物理的に離れた遊び仲間、沖縄の島々や屋久島への一人旅で知り合った子。

みんな、今どこで何をしているんだろう。
大体同年代だったから、40代半ばの人生を過ごしているわけで。
成人式は行っても全然楽しいと思えなかったけど、今こそ、あの時出会ったあの子たちはどうしているんだろう、という気持ちになる。
会ってみたい。

顔と名前を出して仕事をしているので、もしかしたらどこかで誰かがわたしを思い出してくれているかもしれない、というわずかな期待もある。

あの朝、眠い目を擦りながら一緒に牛丼を食べたあの子も、今は玄米と糠漬けとか食べてて、そんな時ラジオからふと流れてくるCM
『あの夜であえたら』
何これ？気になる気になる、なんつって調べたらわたしの顔が出てきて、
「あれ？もしかして、あの夜に一緒に踊ってた、あの子じゃん！」
なんて思い出してくれてたら超しあわせだな。

忘れてしまった遠い日々にもわたしは確実にいて、
今日食べた朝ごはんがまた明日からのわたしを作るんだ。

出会いにも別れにもきっとそれぞれ意味はあって、今は別れてしまった人ともいつかまた繋がる日が来るのかもしれない。

あの夜で、あえたら。
あの夜、出会えたら。

うどんの日もある

【今後の出演】
◆ニッポン放送とノーミーツが手がける舞台演劇番組イベント生配信ドラマ
『あの夜であえたら』
2023年10月14日（土）15日（日）東京国際フォーラム ホールA

あの夜であえたら｜公式サイト