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19歳の決意

自分が好きなこと。


それは『旅』だ。


日本各地だけではなく、夏休みにはシンガポール、タイ、カンボジア、と初めて海外を訪れた。

私がこんなにも様々な地を訪れることに関心を持つことになったルーツは、幼少期によく家族で『旅をしていたことにあると考えている。

家族で全国を『旅』する

私の家族は、父、母、兄の四人家族である。

物心がついた時には日本全国をしていた。

我が家のキャンピングカーに乗り、金曜日の夜出発し日曜日の夜帰宅する旅、長期休みには計4泊程の旅をするのだ。

私と兄は移動中のキャンピングカーでゲームをしたりレンタルした映画を見て過ごすのがお決まりだった。

何日目にこの場所に到着しこんなご飯を食べる、といった旅の計画書を父が作成し、それに沿って『旅』をする。

寄り道もたくさんする。

タイヤがパンクするといったトラブルが起きたこともあった。

でも、それが『旅』の醍醐味なのだと思う。

森井一家は『旅行』とは言わず、『旅と呼ぶ。

理由は色々あるが私は
”寄り道やアクシデントありきの『旅』のほうが冒険感があるじゃないか”
、と勝手に思っている。

ソフトクリームを食べる二歳の私。さすがにあざとい。
糸魚川で鮭のつかみ取りをした時。愛犬とサイズ同じ⁉


私は家族で行く旅』が本当に大好きだ。

父は若い頃、一人でアジアを周遊するバックパッカーだった。

カンボジアを歩くバックパッカー潤

父が旅をする理由。


それは
“世界中の人と出会うため”
であったという。


私も、人との出会いは自分の世界が広がるものだ、と考えている。


新しい場所を訪れる。


旅先で人と出会う。


再びあの人に会いたいと思い、今度はその人に会うための旅をする。


旅をし、見たことのない景色を自分の目で見て、全身で感じて周る。


とは自分を成長させてくれるものであり、
人生を豊かにしてくれるものなのだ。


私もそのことを、身をもって体験してきた。

『旅』で感じた成長の実感

私が今までの『旅』で一番記憶に残っているのは、伊豆半島の下田にある弓ヶ浜の旅だ。

弓ヶ浜旅のしおりは宝箱の中にあるはず

この時私は1歳半で記憶は全く無いが、ただ写真があるということだけ知っていた。

小学校を卒業し中学校に進学する年の春、
家族でもう一度同じ場所を『旅』した。


そして、同じ場所、同じ構造で写真を撮った。


約10年ぶりに訪れたのだ。


私は1度目の記憶はないながらも、
「ああ、10年前にも家族で同じ景色を見たんだな。」
と、自分の成長を感じた時間になった。

なんだか感慨深かった。

そして私は、
「『旅』をするって素敵なことだな」
と思ったことを覚えている。


今の私

『旅』に魅力を感じた私は、TABIPPO学生支部に所属し活動している。

私はTABIPPOで活動する中で、
旅は人を幸せにする。
人を成長させる。
人を利他にする。
ということを学んだ。


そしてなにより
自分からアクションを起こさなければ何も始まらない
ということを学んだ。

新しい世界に飛び込む時は不安ばかりで、一歩踏み出すのに勇気がいるものだ。


私はよく、
「失敗したらどうしよう、、」
「これほんとにしていいのかな」
とマイナスなイメージばかりしてしまう。


しかし一歩踏み出して行動してみると、
「あれ、思ったよりいけるやん」と思うことが大半である。


失敗してなんぼだし、苦い経験を笑い話とするにも、嫌な思い出とするも、すべて自分次第なのである。


そう学んだ私は、初海外でカンボジアの一人旅をした。
今では完全に笑い話だが、8000円以上のぼったくりにあった。

そんなことがありつつも夢を一つ実現させ、非常に充実した旅をすることができたと断言できる。


そう。

勇気を出して一歩踏み出すことが自分の人生を豊かにするのだ。


私は19年間のなかでいろんなことに挑戦してきた。

“人との出会い”を求めて生きてきた。


小・中学校のころには聴覚障がい者と会話したくて、
独学でで手話を学んで軽い対話ができるまでになった。

高校では点字を勉強して絵本を点訳したり、
イベント向けにバルーンアートを作ったり、
日本語を学ぶ外国人のための日本語教室の講師や、
地域の子ども食堂のボランティアなどに参加した。

大学1年の夏には、半月間、住み込みのリゾートバイトをした。


年齢国籍問わず自分のコミュニティを広げ、自分と異なる考え方を持つ人々と関わるために自ら行動してきた。


こんなにも活動的だったのは、自分がアクションを起こさなければ何も始まらないということを、『旅を通して学んでいたからだと思う。


すべての経験は一つの種であって、いつか必ず芽を出す。


実際に、大学でのボランティアで、高校の頃に練習したバルーンアートの技術を活用しイベントの成功に貢献できた、という経験をした。

私は正直にとても嬉しかった。

自分が蒔いた種が芽を出し、開花した瞬間だったと実感した。

道標


これらの今までの自分の経験は、すべて人生の“道標”なのだと思う。

後ろには自分の蒔いてきた種がある。

自分次第で人生の豊かさが変わる。

どんな種を蒔くのか、どう開花させるのか、それは自分次第なのだと思う。



私は人を原動力にして生きたい


誰かのために活動するだとか、全力で楽しんでいる姿だとか、本気で頑張っている姿などを見て、私も頑張ろうと思うことができる。

また逆にほかの人が、様々なことに挑戦する私の姿を原動力にして生きてほしいと思う。


このサイクルができれば世界がもっと素敵になるのではないか。


本気になってやることに無駄なことはない。


自分には自分にしかできないことが必ずあるはずだ。


経験から生まれる新しい自分の気づきが自分の人生を豊かにすると信じている。


それを見つけることができるのが『旅』なのだと考える。


 旅で世界を、もっと素敵に


“旅で世界をもっと素敵に”

”旅で人生をもっと素敵に”


『旅』
は私を成長させてくれた。


挑戦する大切さを教えてくれた。


だからもっと『旅』をしたい。


いろんな人と出会いたい。


新しい自分と出会いたい。


このことを心にこれからを生きていきたいと思う。


19歳になった私の決意。



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