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帰遅スープにまつわる往復書簡

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#料理

賞をもらった、その後で

賞をもらった、その後で

昨晩、年に一度開催される料理レシピ本大賞の発表があり、『帰り遅いけどこんなスープなら作れそう』が、料理部門で入賞しました。

壇上でアンバサダーであるキャイ~ンの天野ひろゆきさんから賞状とガラス皿的な盾を手渡してもらった。編集の野本有莉さんとキャンベルスープ缶のTシャツを色違いで着て、写真見ると親子みたい。

帰ってnoteを覗いたら、野本さんがすでにこんな記事を書いてくれていた。ここまでベタ褒め

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「楽ちん料理」と「料理の楽ちん」はちょっと、いや、だいぶ違う

「楽ちん料理」と「料理の楽ちん」はちょっと、いや、だいぶ違う

簡単料理はいつの世も人気があるものだが、昨今では、より簡単、時短、さらに材料もなるべく少なく、家庭のレシピはその極限まできている。

私のスープ本もそんな「楽ちん料理」のひとつとして需要があるのだろうと思う。たとえばレンジでできるスープとか、5分でできるスープとか、包丁を使わないでいいスープ。そういうレシピを作ってくださいと依頼を受けることは多い。このままいくと、料理はしないのが一番楽である、とい

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コンビニの棚の前で立ち尽くすことと、料理の腕前の関連性について

コンビニの棚の前で立ち尽くすことと、料理の腕前の関連性について

忙しくてそのままになってしまっていたが、先日私が書いた『ごはんマシンに変身するわたしと、疲れて帰ってきた日のごはん作りについて』という記事に対して、編集者のユリさんが、こんな感想の記事を書いてくれていた。

私が「忙しいときってこのぐらいの手抜き料理でもしかたないよね」みたいなことを書いたら、ユリさんが私の「このぐらいの手抜き料理」の内容を読んで、驚いたという内容だ。

私は疲れたとき、フライ

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