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日記のような、手紙のような

時々、何気ないことをつらつらと書きたくなって、夫へ手紙を認めることがある。
何でもない手紙です、と渡すと、夫も何となく読んでくれる。
昨夜見た夢のこと、ケーキが上手く焼けたこと、雨上がりに見つけた虹のこと、そんな翌日には色褪せてしまいそうなよしなしごとを、ペン先でちょんと捕まえておきたくなる。
日記という方法もあるけれど、私は誰かに読んでほしいのかもしれない。

ここでは宛名のない手紙を書くように、日々の何気ない、でも忘れたくないことを綴っていきたい。
拾ってくれた誰かが何となく読んでくれたらいい。
書き溜めているレシピのメモも、ここに少しずつまとめられたら。
趣味の料理のこと、うれしい出来事、素朴な考え事、思い浮かぶままに素直に書き残そうと思う。

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