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将来の夢を自由に膨らませてみる

仕事を辞めて約1年。
今は働ける体調ではないけど、また働こうという気持ちは持っている。
手に職もないし、目立ったスキルもないし、私がこの小さな町でできる仕事はかなり限られている。
でもやってみたいことはずっとある。
私の本当の夢を、ただ自由に膨らませてみたい。

私は"つくる仕事"がしたい。
絵を描いたり、文章を書いたり、料理をしたり、小さい頃からとにかく"つくること"が好きだった。
特に一番熱を注いできたお菓子作りは一生続けていきたい趣味だ。

とても仲のいい妹がいて、一緒に暮らしていた頃はよくカフェ巡りを楽しんでいた。
将来は姉妹でカフェを開こうと本気で話し合ったことがあった。
古民家を改装してこぢんまりと営みたい。
お菓子作りは得意だけど人と話すのは苦手な私は、厨房でケーキを作る。
持ち前の明るさで人を笑顔にできる妹は、接客とドリンクを担当する。
私は優しいクラシック音楽を流して、隅にお気に入りの本を並べたい。
メニューは日替わりで気ままに作る。
でも看板メニューは用意したくて、レモンパイが良いかしらなんて考えていた。
レジにはお土産用のクッキーを置きたい。
大繁盛するカフェではなく、いつ来ても落ち着けるような静かなカフェを作りたいねと、姉妹の意見はぴったりだった。
住む場所も離れて、お互いの環境も変わった今、実現するのは難しいかもしれない。
それでも私の胸の中に、この夢はいつも小さく光っている。
おばあさんになってからでも良いと思っている。
余生をそんな風に過ごせたら、幸せだろうなと思う。

焼き菓子屋さんも素敵だ。
年を重ねるほど、焼き菓子の魅力に気付かされる。
小さなお店にたくさんのクッキーやケーキを並べて、一つずつ可愛く包みたい。
季節毎にクッキー缶を考えたり、素朴なショーケースをカラフルなマフィンで彩ったり。
コーヒーと一緒に食べて癒やされるような、大切な人に贈りたくなるような焼き菓子屋さん。

もう一つの夢は、本を書くこと。
私のお気に入りレシピがたくさん詰まった本。
ページをめくるたびに幸せな気持ちになれるような写真とエッセイを挟んだ宝物のような本。
家庭でも作りやすくて、誰かの思い出のひとつになるレシピを作りたい。
幸せな暮らしのヒントになるような優しいエッセイを書いてみたい。
料理やお菓子を作って文章も書いて、私の好きな"つくること"が詰まった夢だ。

大人になっても夢は持ち続けていたい。
改めて文章にしながらとてもわくわくした気持ちになった。
長い時間がかかったとしてもいつかきっと叶えたい。
少しでも夢に近づけるように、精一杯日々を重ねていこう。

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