ワインボトルをひと目みるだけで産地がわかるように!
ワインボトルの形に注目してみたことはありますか?
なんとボトルの形は産地の影響を強く受けているものなのです。
「ボルドー型」
イラストの向かって左側のいかり肩の形をしているのがボルドー型です。
「澱(おり)」と呼ばれるタンニンなどの結晶化である黒い塊のようなものがボトルの底にたまります。
これは高品質なワインほど、出来やすくなるものです。
「澱」はワインとは異質であるため苦みや渋みを感じてしまう原因になります。
そこで!
グラスにこの「澱」が注がれないようにいかり肩にして角度をつけることで注がれるのを防いでいます。
イタリヤやスペイン、アメリカなどにもボルドー型は多くみられ、フランス以外のニューワールドとよばれる産地では多い形です。
「ブルゴーニュ型」
これは向かって右側のなで肩のボトルです。
なで肩のボトルを使用している理由は、貯蔵環境によるものです。
ボルドーとは違って、完全な地下に貯蔵庫を作ることができたため食料なども一緒に保管されることが多く、収納力を高めるためになで肩で互い違いにきっちり収まるように設計されています。
また、ブルゴーニュ型は世界中で使われているスタンダードなボトルの形で、日本でも多くのワイナリーがこの形のボトルを使用しています。
他にも、
ブルゴーニュ型よりもさらになで肩で、細長くて背の高い「ライン・モーゼル型」や、
一般的なボトルよりも分厚いガラスで作られた「シャンパーニュ型」や、
フランスの中で特に個性のある形をしたくびれのあるタイプや底が細長いタイプなど、見慣れない形の「プロヴァンス型」などがあります。
たくさん型の種類はありますが、主にワインで覚えておくと飲むときに楽しめるのは定番型の「ボルドー型」と「ブルゴーニュ型」です。
銘柄や国、ワインの味わいなどのラベルを注視しがちですが、ボトルの形にも注目してみるとおもしろいです!
初心者でも簡単にできる美味しいワインの見分け方、ワインのマナーなどについても書いていきます!
ぜひワインについての程よい知識を一緒につけましょう!💗
読んでいただきありがとうございました💗
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