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2022年の学び

人生には完成も到達もない。
どこまで行ってもその先がある。

私は親亡き後の息子の人生への私自身の心配をなくすために頑張っているが、いつかそのことにある程度安心できたとしても、次は孫のことが心配になるだろう。きりがない。
家康は徳川幕府260年の礎を築いた。それでも260年で終わっている。永遠ではない。

自然の中を走っていると、人生には完成も到達もないこと、完成も到達もしなくてよいことを実感する。
身の回りの自然や社会と一体で、それで既に完全なのだと。
すべてのものは移り変わる。その移り変わりの中に自分がいる。
いのちのバトンを受けて走り、バトンを渡す。

明日死ぬと思って生きなさい。
永遠に生きると思って学びなさい。
(ガンジー)

完成も到達もないのであれば、明日死ぬと思って生きることができる気がする。自然や社会との一体感を感じさえすれば。
そして永遠に生きるのは、自分ではなく「いのち」なのだ。
納得してバトンを渡すその日まで、学び続けたい。

2022年12月31日

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