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北品川のブックカフェで地球環境とエネルギーの企画展『電気と旅する』を開催

品川駅から各駅停車で2駅の新馬場駅から海に向かって少し歩くと、旧東海道の宿場町として栄えてきた北品川商店街に出ます。この商店街の新馬場駅寄りにあるブックカフェ「KAIDO books & coffee」にて、地球環境とエネルギーについての企画展を開催しています。

・北品川商店街にあるブックカフェにて、8月6日から9月30日まで、地球環境とエネルギーについての企画展を開催。店主の方にお声がけ頂いて、コンテンツの企画・作成、装飾を担当。
・電気工事士の資格取得時に余った電線で作ったアクセサリー「電設資材アクセ』の作品展示・販売も実施。

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北品川商店街の活性化とブックカフェKAIDO

江戸から一つ目の宿場町であった品川。元は現在の北品川以南の地域のことを指しました。旧東海道を歩けば、昔から続く個人商店とインバウンド受け入れ可能なゲストハウスや飲食店が交互に並び、随所に松が植えられ、電線が地中化され、商店街が一体となって古から続く宿場町としての更なる発展に取り組んでいることが感じ取れます。

この商店街の新馬場駅寄りにあるブックカフェ「KAIDO books & coffee」は、北品川商店街の発展に貢献したいと店主の佐藤さんが2015年にオープンしたお店です。

旧東海道の宿場町にあるカフェとして、街道と旅をテーマとし、地元の方から譲り受けた全国の街道や地域郷土史に関する貴重な中古書籍を揃えています。品川区と関わりの深い山梨県早川町の間伐材を利用した本棚は圧巻。ドラマなどの撮影協力もしており、多くのお客さんが「なんだか落ち着く」と言い残していく不思議な空間です。

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日本一のホットドック屋になる!」を目標に、自家製ソーセージ入りのホットドック、コーヒー、自家製レモネード、限定カレー等を提供されていますが、どれも美味。直近では生スコーンが人気で、焼き上がりの時間を逃すと売り切れてしまいます。

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地球環境とエネルギーについての企画展「電気と旅する」

昼休みの60分の間に、オフィスから往復30分を使い切って通っていたところ、私の電力への強い興味が店主の佐藤さんも知るところとなりました。直近、お店としても地球環境や電気について関心を持たれていたということで、「電気についての展示をしてみませんか」とお声がけ頂き、同展示の企画・コンテンツ作成・装飾を担当しました。

現代の生活に欠かせない電気。「あってあたり前」という感覚が強く、その存在を実感することはほとんどありません。電気、そしてそれが手元に届くまでの仕組みについて思いを馳せることができる展示を目指しました。

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①温暖化とSDGs

今年の夏も暑い日が続きました。地球温暖化が起きていることについては以前から知られていましたが、特にここ数年はメディアを通じて「気候危機」という言葉を耳にすることが多くなりました。展示では、気候危機についてWWFの資料を用いてA3パネルで解説し、環境問題対策の要素も含んで打ち出されたSDGsやESGについて言及しました。


②脱炭素とこれからの暮らし

「脱炭素」のワードが日常生活で身近に聞かれるようになった今、具体的に今後どのようなことが起こるのか、自分たちがどのようなことができるのかについて、考えるきっかけになることを目指しました。展示では、脱炭素を中心にしたマインドマップを使って、関連するワードをつなぎながら思考の整理をしている過程を掲示しました。

③電設資材アクセ

脱炭素を背景に電力業界の改革に着目すると、これまで以上に電力ネットワーク(送配電事業)が要になっていることに気付かされます。展示では、電力ネットワークに着目して制作を開始した電設資材を用いたアクセサリーを紹介しています。電設資材アクセサリーは、電気工事士実技試験で余った電線を用いて壁に装飾しています。

④電力、エネルギー関連の書籍

自分の本棚から引っ張り出した書籍では足りず、資金不足もあり、紹介したい本を置くことが叶いませんでした。これまでお世話になった方々が協力してくださり、エネルギーや電力関連の書籍をお借りして展示しています。セルビア語でかかれたニコラ・テスラに関する貴重な書籍も置いてあります。

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場所: KAIDO books & coffee 東京都品川区北品川2-3-7丸屋ビル1F
    https://shinagawa-kanko.or.jp/spot/kaido-books-coffee/
期間: 2021年8月7日~9月30日

少しでも共有できる思いがあったのであれば嬉しいです。 電気を届けるしごとに思いをはせる「白金プラチナ電設」もご贔屓に。