見出し画像

グッバイハピネス

本来の世界線であれば、先週末は大学の親友と旅行に行っていたし
ゴールデンウィークには幼なじみの結婚式に出席するはずだった。

でも、もう気にしないことにした。

彼らが無事に生きてさえいれば、また会えるから。
実家に次帰れるのはいつになるかまだ想像もつかないけれど、
生きてくれてさえいればよし。
としなければ、今苦しんでいる人たちに申し訳が立たない。
年末年始に大切な人たちに多く会えたことは、すべてが変わってしまった今
自分の心の支えになっている。

画像1

今我々の住む世界は日常パートから既に外れつつある。今までの日常が完全なる過去になってしまいつつあることに対する感傷は大きい。が、生き抜いてやろうって言う闘志も少しずつ湧いてきている。少し昂ぶってる部分もあるかもしれない。


個人的に人生の豊かさは、それを物語れるか否かにあると思っている。
我々の人生に強烈なストーリーが強制的に挿入されていることに対し抑えがたい興奮がある。時代の転換期となりうるもので、目が離せない。


私は昔から、大きな時代のうねりに人の心がどう反応するのかにとても興味を持っていた。国家体制の崩壊、内戦、戦争など
個々人ではどうにもならない社会の変化・時代の移行が
どんな影響を人の心に及ぼすのか。
そして抗いがたい荒波の中で人はどのように生き抜けばいいのか。


今起こっている事は紛れない世界史の1ページであることを認識している。
現代に生まれたところで、世界史の蚊帳の外でぬくぬくできるわけもなく、
我々もまた世界情勢の進行に翻弄される存在に過ぎない。
21世紀が粛々と駒を進めつつある。


大学を卒業以来、基本的に半径5キロ位の事しか気にせず、
ニュースと言えばサッカー位しかチェックしないダメ社会人だったけれど、
ある意味それは幸せだったのかもしれないね。









この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?