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今こそ読みたい!「サイケまたしても」(マンガ紹介・ネタバレなし)

この記事をご覧頂きましてありがとうございます。

雪瀬ゆののブログへようこそ。




今回は新型コロナウイルスの影響で開いている時間が増えた、という方も多くいらっしゃるかと思いますので、完結済の、「次に来るマンガ大賞」にもランクインしたことのある、おすすめの漫画を紹介したいと思います。

それでは早速、参りましょう。




「サイケまたしても」(全15巻)

“やり直したい一日はありますか?”をキャッチフレーズに始まった「サイケまたしても」。

この漫画は、2014年~2018年にかけて約4年半の間、週刊少年サンデーにて連載され、単行本は全15巻発売されています。

第2回「次に来るマンガ大賞」7位にもランクインした、とても面白い漫画でございます。

ご存知の方もいらっしゃるのではないでしょうか。

この漫画の作者は、アニメ化もされた有名な作品、「うえきの法則」で知られている、福地翼先生です。

ジャンルとしては「タイムリープ能力者バトル×人間ドラマ」という感じですね。

あらすじとしては、

主人公・平凡な中学3年生、葛代斎下(サイケ)は退屈な毎日を過ごしていた。

しかし、とある日、たった一人の幼馴染みである、蜜柑(みかん)が交通事故で亡くなってしまう。

絶望したサイケは池へと落ちてしまったが、その瞬間、蜜柑が死んでしまった“今日”が再び始まったーーー。

そして蜜柑を助けるために今日を繰り返すサイケだが...?



池へ飛び込むとその日の朝7時にタイムリープする、という能力を手に入れたサイケくんがヒーローになる物語です。

それで、サイケくん以外にも様々な能力者が出てくるんですよね。

物をなんでも発泡スチロールにする能力者だったり、手からガムテープを出す能力者、それに人の能力を消すという能力を持った能力者だったり。

そんな様々な能力者を前にしながら、“ヒーロー”というエゴに囚われながら、それでも、どんなに自らがボロボロになっても助けに行くというタイムリープ系ヒーロー漫画です。

端的に「ヒーロー漫画」と言ってもね、「僕のヒーローアカデミア」みたいなたくさんの人を助けていくヒーロー漫画ではないです。

特に3巻の22話を読んでもらったらすごく分かるんですけど、

主人公・サイケの能力は「今日をやり直す能力」。

ということは、「人の運命をねじ曲げることができる」。

そこでとあるキャラのセリフが突き刺さって来るんです。


「運命とは、捻じ曲げられないから運命なんだよ」

「お前のやってることは彼らから失敗し成長する権利を奪ってるのと一緒だ。確かになんらかの事情により失敗を次に生かせない者もいる...」

「だがそれはその者の運命なんだ。しかたのないことなんだよ」

「なのにお前はその運命を捻じ曲げ、自分のまわりの者だけを救ってヒーロー気取り。」



「お前の能力で救われる者がいる一方で救われない者もいる...そんな不公平があっていいのかな。」

「それでもその能力を使い続けていいのかな。」

このように主人公さえも悪魔なのではないか、というジレンマが僕の中で生み出されたんですよね。

それでいて、今日をやり直す能力を使い続ける主人公。

どこからが正義でどこからが悪なのか、分からなくなって来てしまう場面もあるんですけど、それでも、次のページでどうなっていくか、というドキドキ感に駆られるんですよね。

例えば「僕のヒーローアカデミア」の場合、ヒーロー物語、友情や絆や王道、といった物語ですが、この「サイケまたしても」は、ヒーロー物語といっても、深い人間ドラマによって形取られていく物なんですね。

「サイケまたしても」は、バトルの他にも、人間ドラマがとても深い漫画となっております。

この漫画はいろんなエピソードがあって、1巻から読まなかったとしても、何巻から読んでも面白いです。



どこかだけ、ピンポイントで一冊読んだとしても、かなりの満足感が得られると思います。

それでいて、全15巻という、長すぎず短すぎずの、時間があるときには丁度良い量になっていると思います。

サンデーうぇぶりにて一部無料で読むことができて、コイン(アプリ内通貨)を使えば15巻最終回までの一気読みも可能となっています。

ニコニコ静画でも冒頭部分を読むことができます。

ぜひ、お時間があるときにいかがでしょうか?

書いてるうちに文章が長くなってしまいました。申し訳ありません。



では最後に。


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それでは次回の記事でお会いしましょう。

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