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還暦からの飲食起業

私が彼女と出会ったのは、ある異業種交流会での出会いだった。その時彼女は、だしを製造している会社の役員で、息子さんに事業承継したばかりの時だった。

社長だったご主人が数年前に病気で倒れ、まだ20代だった息子さんと借金まみれの会社を立て直し、ようやく会社が軌道に乗った時点で、息子さんに会社を事業承継させたところだった。

ご主人と結婚し会社に入り、会社や家族のためだけにがんばった彼女は、還暦を迎えた当時、「これからの人生は自分の好きなことをやりたい!」と思い、ずっと温めてきた「だし茶漬け」のお店を開業する決心をしたのだった。

開店を半年後に決めたときに、偶然私と会い、還暦迎えても、なおチャレンジをしようとする彼女が大好きになり、そのチャレンジを一生懸命応援しようと思い、何人かのひとを彼女に紹介したのだった。

例えば、開業のための補助金申請のプロの同級生の中小企業診断士だったり、すでに中国粥の飲食で成功している女性オーナーとか、メニュー作成のための書道が得意なひととか、お店のリフォーム工事が得意な一級建築士のかたとか・・・

地元には、「だし茶漬け」のお店がなかったので、認知度をあげるための「だし講座」を主宰してセミナーを開くとか、開店までの半年間できる限りの応援をしたのだった。

あれから、7年・・
「だし茶漬け」のお店は安定していたお客様を得ていて、経営は安定している。もちろん、その間コロナの影響とかあったけれど、リピーターのお客様によって繁盛している。

彼女を見てて、チャレンジをすることの大切さ。生き甲斐を持つ素晴らしさを感じざる負えない。年齢など関係なく、ひとは何歳でもチャレンジが可能なんだなと改めて思えるのだ。

そういう姿をみると、私も勇気をもらえる。そんなひとに私もなりたいなと
思っている・・・

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