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母とは真逆のユニークな子育て 5

 動物占い(個性心理学)で子どもの個性を知る

20年以上前に、動物占いが流行った。それが個性心理学を基に分かりやすく本にしたものだと知ったのは後になってからだが、とにかく流行った。その当時の職場でも大流行。

その頃、子育てに深刻な悩みはなかったが、娘があまりお友達を作らないのが気になっていた。世間の親と同じ感覚で「お友だちをいっぱい作って一緒に遊んだら?」と娘に言ってはみるものの、本を読むのが好きな子であまり外で遊んではいなかった。

大流行に乗って、動物占いの本を買ってみて、娘を占ってみた。

「順応性のある狼🐺」

親切でお人好しで、利害関係を抜きにして人と付き合う性格。物事の判断は冷静で客観的、自分の思ったことははっきり言える人。・・・

個性診断の内容より「オオカミ」の分類に好奇心が湧いた。

「そうだったのかあ~ちびオオカミなんだ。だから群れることをあまり好まないのだな。なるほど~」と妙に納得した。

娘に「お友達と遊ばないで、ひとりでいても寂しくないの?」と聞いてみたら「ぜんぜん、寂しくないよ。むしろひとりのほうがラクチン。好きなことが好きなだけできるから~」という答えが返ってきた。

危ない!危ない! もう少しで娘の個性を摘み取ってしまうところだった。

親の「お友だちが多いといい」という単純な価値観を、娘に押し付けようとしていたことに気づかされた。

人はみんな、いろいろな個性を持っている。だから、世間一般の親の価値観を子どもに与えてはいけないのだ。

ひとりでいても、寂しくないというのは、逆に言えば「心が強い」ということかもしれない。いわゆる、イジメをされた子は何かに所属していたい欲求があるから、仲間はずれにされた時に辛い思いをするのだ。

久しぶりに動物占いの「順応性のある狼🐺」のページを開いてみた。

誰にも頼らずに問題を解決しようとするので、しっかりし過ぎていると思われることもあります。経済観念が発達しているので貯蓄能力は抜群。

久しぶりになるほど~と思った。

社会人になった娘は、母の私が一度もつけたことのない「家計簿」をしっかりつけて、パソコンで管理しているらしい。

個性心理学、おそるべし!



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