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【旅ろぐ】芸術の港町「アントワープ」
皆さんフランダースの犬を見たことはありますか?そう、ラストシーンで聖堂に倒れる少年と犬が凍死してしまうあのアニメです。実は主人公が夢見る絵画がベルギー第二の街「アントワープ」にあるんです。
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主人公ネロは貧しいミルク運搬業で糊口をしのぎながらも、いつか画家になることを夢見ており、アントワープの聖母大聖堂の二つの祭壇画を見たいと心に望んでいた。それはアントワープはもとよりベルギーが世界に誇る17世紀の画家ルーベンスの筆によるもので、見るためには高価な観覧料を必要とするため、貧乏人のネロには叶わぬものであった。
私は陸から電車で1回、海から帆船に乗って1回この街に降り立っています。2回目でも建築やグルメに関する驚きは変わりませんでした。
「アントワープ」の地理と歴史、芸術をご紹介します。ドイツとフランスの間にあるだけあって、超ハイクオリティ!お楽しみに。
欧州を代表する港町
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東西にフランスとドイツが
海から見るとちょっと不自然?
地図を見てみてください。私も海から来た時に初めて気づきました。いい地形だけど入り口オランダに取られてる、、
アントワープはオランダに海上封鎖されたりと地理的な重要性から色々な国に支配されていた超国際的な都市なのです。文化の入り混じるところに濃厚な文化と芸術あり。ワクワクしますね〜。
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陸から見ると絶妙な位置どり
フランスやドイツの都市からはTGVを使うと大体3時間くらいで行けるので、2日確保すれば十分楽しむことができるコンパクトさが魅力です。ベルギーの首都ブリュッセルからは電車で一時間でいけます。ブリュッセルは治安が微妙な地域です。駅もちょっと汚い、、でもアントワープは駅からして違います。ターミナルに入った瞬間から歴史のある街は映画の世界に迷い込んでしまったかのようです。
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港町の歴史と芸術達
黄金の15〜17世紀
アントワープはかつて香辛料で栄えました。イタリア人やスペイン人、イギリス人の商人が好んで使用した国際的な貿易港でした。オスマントルコやイスラム海賊との戦闘で疲弊する地中海に比べて相対的に安全だったこと。外洋が近く、多様な国家の境目にあったことがその理由です。
その時代、その場所でさまざまな文化が生まれました。絵画の代表例はブリューゲルの「バベルの塔」。ネロが焦がれたルーベンスの「キリスト降架」。絵画革命を起こしたファン・エイクの「アルノルフィーリ夫妻像」が挙げられます。
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ゴシック・ルネサンス・バロックの時代
ルネサンスの時代から多くを学んだアントワープの芸術家たちはバロックという新たな芸術を発信しました。それ以外にも市内には13世紀ごろの伝統的かつ重厚な威容を今も示すゴシックの様式をした「聖母大聖堂」。洗練されて精緻な描写と落ち着いた雰囲気を見せるルネッサンス様式の「アントワープ市庁舎」。外はシンプルながらも中身を見ると絢爛で圧倒するバロック様式の「カルロス・ボロメウス教会」。様々な様式の建築物が密集する姿は圧巻です。
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まとめ
本当に素晴らしい芸術がこの街には詰まっています。見比べてどの時代の絵画が良い、この時代の建築物がいい!など色々語ってみてはいかがでしょうか。
ちょっと蛇足
ファッション好きには朗報「アントワープ王立芸術学院」というマルジェラを代表とするモードファッションリーダーを排出した学校も存在します。毎年6月中旬には学校主催のファッションショーが開かれるので足を運んでみては?
食事に関してもチョコレートやワッフル屋台など、街歩きをすると想いもよらぬ出会いがあること間違いなし!
外国人にはアントウェルペンと言わないと伝わらないことも注意ポイント⚠️
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