サクラマツ
「サクラサク」(桜咲く)は、昭和の頃、大学の合格を知らせる電報の文言として用いられていたものだという。電話ではなく電報。音と文字のあわいに漂う記号のような不思議さではないか。合格電報という言葉もあったそうだ。今では電話やネットを使って知らせるのが一般的になっているが、この文言自体は、現在でも合格を表すものとして広く認知されている。
サクラサク、この簡潔な言葉が背負うものは大きい。きっと、合格の意味以上の意味と力を持った言葉になっていると思う。
夢だったり
希望だったり
輝かしい未来だったりする
桜は春に咲くものだけれど、サクラはいつでも誰にでも咲くものだ。
今すぐでなくとも、春でなくとも、どれほど時間がかかっても、きっと。
「サクラマツ」
サクラを待つすべての人へ。国へ。世界へ。
サクラが咲きますように。祈りを込めて――
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