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詩 気まぐれなあの娘

私の空気が呑み込めたと思ったら
するっと爆発して
バンッと抜けてく
次はあいつとお茶してる

でもふらふらな訳じゃない
見つめる先はあの人ならしい
ふたりの間に立ちたいけれど
たぶんね

あの娘は私を抱きしめて
僕をからかって
そうして悪気もなく
あの人に駆けていく

そのときをまなざして
愛でたうえで
絞め殺したくなるような
そんな気持ちを私は知らない

全くもって知り得ないのだ


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