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ゆにばーしてぃポテト@小説
2024年2月20日 21:16
暖かな日差しの入る部屋、開けた窓から風がふわりとピンク色の小さな花びらを運んできた。それを拾い上げた彼女は窓の外を見つめた。遠くに生えている桜がここまで来たのだろう。「アリスちゃん。荷解きは順調かしら?」 アリス、と呼ばれた彼女は部屋の入り口を振り返った。「おばあちゃん。そうねー、ぼちぼち?」「ちょっと休憩しましょ。美味しいねクッキーいただいたのよ。アリスちゃんと食べようと思って取