イライラ期の過ごし方~原因は寒さとおじさん~
イライラ期に遠くに行ったのは非常によかった。
時間と距離をかけてその場から離れるというのは、たぶん何よりも有効な回復の方法だと思う。
でも私は人と話したかったな。それができないのはつらかった。両方必要。
って未来の私に今伝えました。
意味もなく学校に滞在するのが嫌で嫌で、なぜならそれは寒いから!
加えて、どうかしていると思うほど人々の声は大きい。
そして、ふと考えた。
この時期のイライラには寒さだけでなくもう一つ、もう絶対に嫌なものが関わっている。
それは……、おじさんーーー!!!
別にホルモンの薬のせいにしてもいいのだが、この時期本当におじさんが嫌だった。
まだしなければならない仕事が残っていた。友達はみんな帰って行った。
気付いたら学校はおじさんばかりだった。
男多っ!
その上、おじさんはおじさんと集まって大きな声で喋る。
うるせえなあ!
驚くべきことに、おじさんは一人でも喋る。
答案用紙と会話している。大体は、呆れるテイで馬鹿にする口調で。
うるせーし、こちらにもたらされるのは害ばかりだ。
と思った私はすぐに耳にイヤホンを装着し、好きな音楽を流した。
もしかしたら私に用のある生徒が遠くから私を呼ぶかもしれない(というシステム)から、片耳は外しておくのが社会のマナーかつルールであるのか? とよぎったけど、イヤ、そもそもこの時間は授業時間ではなく、給料の発生しない私の時間なんだから放っておけよと思い直してすぐに気にしないことに慣れた。
隣に座った女の子に怖い思いをさせるのだけは嫌だから、彼女が帰りそうなときは片方を外して、よいタイミングでさようならの挨拶をした。
一刻も早く解答用紙を作り上げてこの寒いおじさんの国から去りたかった。
私の気迫と誰も声を掛けてくれるなの意思表示は大体伝わっていて、多くのおじさんが声を掛けずにおじさん同士で交流を完結していた。
が、中には鈍いふりをして話しかけてくるおじさんもいて驚くよね。
一応、片耳を外して返答したが、それはどうしても確認しなくてはならない用事でもなかったし、ただの鈍いふりで絡んできたおじさんの厚かましさについて、私に再確認と、その厚顔なことには蔑みを越えて恐怖させた。
帰ってからも、あまりにおじさんの国すぎたことに驚き、でもあれは珍しくない光景だったよなと思うにつけても明らかに男女比の割合がおかしいことにドン引きする。
だからすぐにおじさんの国なんじゃん。
それで気分を悪くしてるんだから、傾向と対策、本当に徹底しなくちゃダメかも。でもどうやって???
おじさんの国すぎたことに疲弊した私は、とりあえず疾患の原因を把握したことについて安堵した。
そしてすぐに、自分のこういう点は異常なのかなと思ったけど、翌日本屋で松田青子の『スタッキング可能』と『英子の森』と『じゃじゃ馬にさせといて』を買いあさり、サプリメントかそういうクスリみたいな勢いで猛烈に補給したらめちゃくちゃ落ち着いたし知ってることばっかり書いてくれていたから、だーよーねーーーーーーって思った。
たぶん誰よりも最新。
年上の人も同い年の人も、ともすればすごく年下の人も古いなって思う時がある。
3月8日のマーチングに行ってみたいな。
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