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相手目線or自分目線

先日ツイートした、

「相手が嫌な気持ちになるから、そういう言い方良くないじゃない?」

って相手の気持ちを考えさせるより

「相手を嫌な気持ちにさせて、自分はどう思われると思う?それって損じゃない?」

って自分の立場を考えられるようにしてる。

そのほうがわかりやすいし、自分事として捉えられる。

@ゆに🦄໒꒱· ゚

について、少し触れていきたいと思います。
 
 

生徒の様子の変化

今まで、自分が言われることも多かった、
《相手が嫌な気持ちになることはしてはいけない》
《自分が嫌なことは相手にもしてはいけない》
という指導。
 
相手の気持ちを考える。
自分が嫌なことは相手も嫌だと考える。
 
私自身が、当たり前に言われてきて
生徒に対しても
「それって相手の子がどう思うと思うの?」
「自分がその立場やったらどう?」
と、問うことが多かったです。
 
しかし、生徒のリアクションは
『え?相手がどうとか知らん』
『自分やったら別に嫌じゃない、平気』
と、いうのが大多数になってきました。(ゆに調べ)
 
もはや、はて…?
なんで伝わらないの?
どうして傷つけることを平気でするの?
と、もやもや、もんもん。
 
伝わらないものは、
伝え方を変えなければならない。
 
生徒たちが損をしないために、
傷つかないために、教えていかないと、
という気持ちでした。
 
 
 

指導を通しての気づき

伝わらないことに、なんでなん?と思いつつ
日々、生徒とかかわる中で、
何度もよぎったことがありました。
 
この子、何度も誰とでもトラブルを繰り返す。
相手を傷つける、相手に嫌な思いをさせる、
というより、もうこの子がどんどん損をする。と。
 
加害側に意識をさせなければ
一生、被害側は減らない。
(わかりやすさのために
加害、被害という言葉を使用しています)
 
もちろん、その生徒とも
「相手がどう思うと思うの?」
『え、知らん、何とも思ってないんちゃう?』
「じゃあ、自分が相手の立場なら?どう?」
『何とも思わん、平気やな』
こういう会話をしました。
  
平気!?うっそん!平気なん!?
絶対うそやん、いつもキレてますやん!!!
と、何とも言えない気持ちになりました。
 
なら、しょうがない。
私の特技が発動します。
必殺技‼️ストレートに伝えよう‼️
 
ということで、生徒の顔を見ながら
どの程度までいけるかを観察しつつ、
ストレートに伝えることにしました。
 
 

実際に伝えてみて

「あのね、客観的に見てよ、おとなから見て、
   それは相手が嫌な思いをすると思う。
   今回のことは実際に相手の子には聞いてない。
   相手の子がどう思ったかはわからんよ。
   でも、いままで見てきて、
   ほとんどの人が嫌な思いをすることではある。」

と、まずは前置き。
 
ここで、実際に相手の子が嫌な思いをしてると
伝えるのは私的にはNG。
私が伝書鳩になってしまうからです。
新しいトラブルをうんでしまう、教員が。
伝書鳩は前の記事を参照してください。チャッカリ。
 
ついでに。
ゆに的ポイント🦄
✅おとなから見て
✅周りから見て
✅基本的には
✅ほとんど、大多数、だいたいは
と、遠回しなワードを入れておきます。
この方がうちの生徒は納得しやすい。
 
脱線。
前置きのあと、指導に入ります。

「まあ、ともかく、相手が嫌な気持ちに
   なっていると想定して、いや、なっとるよ。
   で、そのとき、相手はどう思うだろうか」
 
『どう思うとは…?』って生徒はなります。
ここから自分事に変換させていく。
 
「例えば、相手がなんか嫌なこと言ってきたり
   腹立つことしてきたりしたら、
   その相手に対して、自分はどういう感情?」
 
逆の立場として、考えさせる場面を、
言われて傷ついた、悲しい
→言われたあと、相手にどういう感情をもつか
という部分に焦点を当てます。
 
生徒たちも、さすがに自分が嫌なこと言われたら
『むかつく』『は?ってなる』『嫌や、無理』
って言ってきます、だってそうだもの。 
 
ラストスパートいきます。
「その、今の自分の言動が
   相手に嫌な気持ちさせる可能性が高い
   ってことはさっきわかったやんなあ。
   で、嫌なことされたら、は?ってなるのも
   確認したやんなあ。」
 
「相手に嫌な思いをさせてしまったとき、
   相手も同じように自分に対して、
   は?何こいつウザって思うわけやん。
   それって、自分が損しやん?
   わざわざ、そうやって思われる必要ある?」
 
と、伝えます。
自分が相手から、マイナスな感情を向けられる。
そこに関しては、本当に敏感。
それは嫌やって言ってきます。だいたいが。
 
たまーーーーーーーーに
『相手は、は?って思わんかもしれない』
って言ってきますが、
「自分が思うのに、だいたいみんな思うやろ」
って言ってあります。
 
締めに
「今回のことは、相手の気持ちはわからんけど、
   おとなとして、今後もそういうトラブルが
   起きる可能性があるんじゃないかなって思う。
   だから、ちょっと考えてみてもいいかも。」
と、言って指導を終えました。
  
 
 
 

さいごに

伝わりましたか、伝わらんかな。
 
私が実際、生徒に指導したときは
「それで、相手が、は?って思って、
   こういうこと言われた!って周りに言ったら?
   それこそまじで自分が損する、
   自分はそんなつもりなかったとしても
   相手が不快に受け取る言動は考えよう」
と、付け足しました。
 
いまいち納得してなさそうだったので、
その先のリスクまで伝えたって、感じですね。
 
まとめ🦄
相手の気持ちを考えることは難しい。
相手の気持ちは理解できない。想像できない。
自分はされて嫌じゃないこともある。
それよりも、
自分がどう思われるか。
自分がうまく生きるためには。
という部分に、焦点を当てるほうがわかりやすい。
 
し、正直、
相手の気持ち考えろ!って言われると
先生って敵なんやって思うと思う。
相手の子が優先やん、みたいな。
 
そういうところに関しても、
自分のこととして一緒に考えてくれる
と、思わせる接し方も大事かなと思います。
 
 
以上、ゆに的生徒との関わり方でした🦄
 
すきかも押してね!笑