本に関する定点観測 2022.9
今月は、3ヶ月に一度の積読を減らそう月間なのです。
前回のときは、減らそう!と決意したくせにめちゃくちゃ買ってて有言不実行だったのですが、今回はあまり買わず、積まずを達成できました。
今月は全部で5冊!
1月以来の最小購入数でした。
①いつもの木曜日 青山美智子
これは絶対欲しい!と思っていました。
大好きな「木曜日にはココアを」のスピンオフです。これは外せません。
この本は「木曜日には〜」の前日譚を集めたもので、ひとつひとつは短いのですが、とても素敵なお話ばかり。ぜひとも「木曜日にはココアを」を読み返してから読むことをおすすめします!!
わたしは交互に読みました。
読むことで思い出して懐かしくなって、そのあと本作を読んでさらにほっこりしたり。
とても素敵な作品です。
②掌に眠る舞台 小川洋子
これも絶対読みたい!と思ってました。
発売されるのがわかってすぐにメモしたくらい。
小川洋子さん、本当に好き。
今年はエッセイを読むことが多かったのですが、久しぶりの短編集。
今回の作品も装丁がとても綺麗。
背表紙が美麗で、これは本棚に並べたくなります。
舞台にまつわる短編集なのですが、さすが小川ワールド。
小川洋子さんの作品はどことなく異国情緒があるように感じますが、この作品も海外の昔の話を翻訳したかのような、なんとも独特な雰囲気がありました。
また好きな作品が増えました。
③さきちゃんたちの夜 よしもとばなな
前に「どんぐり姉妹」を紹介されていた方が紹介されていたのでこちらも。
「どんぐり姉妹」がとても好きなお話だったので、きっとこれもそうだろう!と確信して、買っちゃいました。
いろんな「さきちゃん」のお話で、ちょっと不思議なシーンがあったりもするけど、温かくて優しい作品です。
豆スープの話と表題作が特に好きだけど、正直全部すき!
また読み返したいなぁ。
ちなみにこの作品はひらがな時代。
(吉本ばななではなく、よしもとばなな)
④喋々喃々 小川糸
読みたいなーと思っていたら、近所の本屋さんに悉くなくて3軒ほど回ってようやく見つけました。
読み始めてから、この人(=主人公)苦手かもと思い至る。絶対気が合わない笑
着物屋さんを営んでて、普段から着物を粋に着こなして、丁寧な暮らしをしてて、既婚者を好きになっちゃうのに相手の奥さんや子どもに対して罪悪感をちっとも感じてないところ。
けど、本のいいところって気が合わなさそうやなーとか、気に食わないやつ!と思っていても、こちらには何の害もないし、そういう時に限って面白く読めたりする。
結論、面白かったです。
着物の描写があまりないのが残念だったけど、季節を意識して丁寧に暮らしてるところとか、ご飯も美味しそうで。
けど同じように感じてる人がままいるのか、レビューでわりと酷評されてたのがなんとも…笑
不倫の葛藤とかそういうのがあまり描写されていなかったのもあって、不倫にする必要性があまり感じられず。こだわらなくても良かったんじゃないかなーと思ったのも事実。
⑤ 方舟 夕木春央
9月末頃からTwitterのタイムラインで毎日何度も目にするので我慢できずに買いました。
フォローしてる読書アカウントさん、みんな大絶賛、大興奮で、そりゃ気になるよー!
ネタバレを見る前に読めて良かった!早く読んで!という声が多いので早く読みたい。
積読事情
こちらのnoteでも書きましたが、9月は積読を減らすためにあまり買わないことを目標にしてました。
買ったものの読めなかったのは、月末に買った「方舟」だけ。やっぱり買いすぎはよくないよなぁと痛感しました。
5冊とか追加していた月もあったので…
↑のnoteにも書きましたが、10月もあまり買いすぎないように気をつけます!
よしもとばななさん再読
9月はよしもとばななさんをたくさん読みました。
昨年は吉本ばななさん名義の初期の作品をたくさん再読しましたが、あまりひらがな時代のものを読んでなかったのでこの機会に読んでみようかなぁと。
ちなみに吉本ばなな→よしもとばなな→吉本ばなな(今)という遍歴らしいです。
ひらがなにしたのは「王国」シリーズからだそうで、元に戻されたのはどこからなんだろう?
話が少し逸れましたが、再読したのは以下の7作品。
(結構多い。そりゃ積読減らない)
「みずうみ」
「海のふた」
「チエちゃんと私」
「王国」シリーズの4作
他にも読んでない作品がたくさんあるので、また読んでいきたいなぁ。
おわりに
読書の秋!
ということで、9月も引き続きたくさん読めたので良かったです。
積読も多少は減ったし、10月も引き続き積読を中心に読みたいな。
いよいよ秋本番、そして今年も残り3ヶ月。楽しい読書ができますように。
ではまた。
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