“現役書店員”オススメ「コミュニケーション」の本 vol.58
こんにちは。
コミュニケーションで大事な「傾聴」って聞いたことありますか?
「話し手の身になって、ありありと想像しその理解を言葉で返す」
そういった営みなのですが。
本書を読んで我が家の息子(兄:小学1年)へ実践してみたら驚きがありました!
本はこちら↓
本書を読んでいてまず、「えっ⁉︎」となったことがありました。
それは
「親が失敗の可能性を取り上げてはいけない」ということ。
そもそも誰しも「もっと魅力的な自分になりたい」や「もっと充実した生き方をしたい」などの自己実現を求める衝動があります。
子供で言えば「自分で着替えてみたい」や「料理を手伝ってみたい」など。
その衝動を親の都合で「早くして欲しいから」や「危ないから」、あるいは親切心のつもりで辞めさせることがいけないということです。もちろん本当に危険なことでそれを子供が判断できない場合は止める。
ただしそれ以外において、失敗することを親が先回りして排除してしまうと、子供は「あなたは能力がないから、親の私が必要です」というメッセージを受け取り、自信や自己肯定感の低い性格になりかねません。
ということで、最近息子がハマっている折り紙。
夜遅くまでやろうとするので、いつも強制終了し寝かせていたのですが、その日はとことんやらせてみました。
そして失敗して悔しくてよく口にする言葉
「〇〇〇(息子の名前)、もうできない!ダメだ!」
に対して
息子の気持ちを共有し繰り返してみたり、折り方をわかっていても「ここが難しいんだよね〜」と息子の気持ちになり一緒に折ってみました。
するとある日。
仕事が遅い日は、いつも寝ているはずの息子が起きていて、しかもこんな手紙が玄関に。
こんなにワクワクが溢れ出た息子の手紙を受け取ったのははじめてかもしれません。
後で聞いたら、また一緒に折り紙したくて、帰りが楽しみで寝られなかったそうです。
傾聴し、気持ちを共有・理解しようとしただけで、こんなに息子の気持ちや行動が変わるものかと驚きでした!
ということで、人との関わりに特に悩んでなくても、ちょっとしたことでも実行してみると効果があらわれると思います。オススメです。
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