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生きづらさを感じる時に読むと楽しい本と少しだけ過去の話


万人受けするような選書ではないことを予めお伝えしておきます。
私は基本的にひねくれていますのでご了承ください(?)



女を忘れるといいぞ あたそ著

顔に自信がないということ、母親が滅多に褒めない人である、という一章目の話からこの本に惹かれた。

私の場合は片親で、生まれてきて褒められたためしがない。
可愛いなんて一度も言われたことがないし、服も褒められたことがない。
自己肯定感が皆無なのはこのせいだと思っている。
(自己肯定感を高める努力はしているがそれはまた別の機会に。)

流行りに乗ったキラキラなインスタや、世間の「早く結婚して子供を産む方が幸せ」の価値観がアホらしいと感じる方におすすめ。
私自身はインスタをやっていたが、料理を撮る時間があるなら先に食べたいと写真を撮り忘れるタイプなので更新するのをやめた。

悪童日記 アゴタ・クリストフ著

双子が主人公なので「ぼくら」のお話。
ダークな世界観。人間の醜さが表れており「キノの旅」が好きな方はハマると思う。
1巻のラストで衝撃を受け続編2冊を爆速で購入した。

やはり俺の青春ラブコメは間違っている。 渡航著

もっと早く…学生時代にこの作品に出合うべきだったと後悔したのがこの作品。
いつも流行りものから一歩引いてしまう自分を悔い改めたい。

少し前にコロナに罹り、暇を持て余してdアニメストアで見始めたのがきっかけだった。
主人公である比企谷八幡にいちいち共感してしまうも、雪ノ下雪乃の言葉に救われていく救済ノベル。人生のバイブル。
最初に心に刺さったセリフがこちら。
「すべての人があなたを気に掛けて、嫌っているだなんて自意識過剰だわ。」

人間嫌いの言い分 長山靖生著

全人類に読んでほしい。

世間というものが嫌い。
この世の中、世間からズレた人間に対してあまりにも攻撃的すぎると思う。
SNSが発達している昨今、有名なインフルエンサーの発言ひとつを取りあげて、匿名で叩く行為を簡単にできてしまう。そこまで叩かれることをしたのかその人はと問いたい。
私がそもそも人に興味ないだけかもしれないが、全部どうでもいいしそんな時間があったら趣味に時間を全振りする。
ひとつ言っておくと叩かれてる人の味方をしたいわけではない。

私は友達が2人しかいないが、どちらも付き合いが長いし親友だと思っている。
少ないかもしれないがこれが良い。

小学校の頃、エンジェルブルーという子供向けのブランドが流行っていた。
当時、私は全く興味がなかった。
そんなこと一言も言ってないのに、親に買ってもらえないのかとクラスメイトに勝手に同情されてそのブランドの鉛筆をもらったことがある。
思えばこの頃から群れというものに違和感を覚えていたのかもしれない。
ソニックザヘッジホッグが大好きだった私はたったひとりで昼休みに体育館で腕を後ろにしてソニック走りを練習していた。(さすがに黒歴史)
ぼっちだったがその時間が一番楽しかった。

中学時代。昼休みに複数のグループへ行きいろんな人と話しまくっていた。ある日「私たちの方が大事じゃないの?」と集団で迫られ「なんで○○と仲良くしてるの?」と怒られたことがある。
これが美少女ゲーだったら可愛いイベントである。
放課後来てと呼び出されたが話が通じないだろうしあまりにも面倒だったのでその日は帰宅した。嫌だと思った人間はすぐ切るタイプ。

今も繋がりのある親友に出合ったのが高校時代。
一番思い出に残っている出来事がある。
その友人と卒業前に、校庭にほうれん草の種を勝手に植えたり、自分たちの書いた書道を勝手に廊下に飾ったり等のくだらないいたずらを7個考えて実行した。
就職が決まっていたので遊べるのがこれで最後だと思ったからである。
後日全てがバレて担任から家に電話が入り、呼び出されて叱られた。反省文を書かされたがこれは良い思い出となった。教頭はユニークだと言い何故か笑っていた。

少し話が脱線してしまったが
みんながやっているからこれをやる。みんながこのアニメを見てるから見る。という理由でなにかをする自分から離れて、本当の自分の価値観を大事にして動くと、友達は減るかもしれないが本当の友達は残るので人生楽しくなると思う。

今続いている友人が今後なにかやらかして友達が消えていくようなことがあったとしても私だけはすべて肯定しそばにい続けれる自信はある。


つまさきだちの日々 甲斐みのり著

これは今まで取り上げた本の系統と真逆だ。

短編のエッセイと詩が書かれているこの本は読みやすくて内容が前向きになれる。もう少しおしゃれに気を遣おうとか自然と思えてくる本である。
私は物心ついた頃から父がいないので、父親がいればこんな感じなのかと想像して読むのが楽しい話があった。
とても機嫌の良い時。たとえば旅行へ行くときの汽車の中なんかで読むのが一番良いかもしれない。心が洗われる感覚になる。
「一週間のはじまりに」が一番好き。


落ち込んだ時の対処法

落ち込んだ時、いつもやっている方法がある。
体が疲れてるときはとことん寝る。
心が疲れたときは5秒でいいから筋トレする。

どうしてもダメな時はiPhoneのカレンダーアプリを開き、未来へ思いっきりスクロールをする。
適当な2200年代あたりで止めると当たり前にその月のカレンダーが表示されるが、その頃にはとっくに私は死んでいる。
その一瞬のスクロールのなかを生きてるんだから、せっかくだし好きなことを思い切り楽しんで短い時間を趣味に振りたいと思える。


私はひねくれ者であり、「良い人」ではない。
こんな世の中でも悲観的にならずに自分に合うものを選択して生きていきたいと思う。










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