10月4日

火曜日は南アフリカの授業。
映画を見た。暴力が普通になってしまっている時代。個人的な要因なのか、日本から遠く離れているという環境的な要因なのかわからないけど、感情を引きずりやすい。

映画の後に、tripのプランニングをしたんだけど、みんなワクワクしててでも私はまだ引きずってて、その切り替えに着いていけなくて苦しかった。

でもプランを聞いているうちに、デンマークでさえ日本から遠い場所なのにさらに遠いアフリカで何ができるんだろうって少しずつ感情が切り替わってきた。

ランチの後は、掃除当番だったので当番が集まって、誰がどこやるか決めるミーティングへ。毎度のことデンマーク語なので(インターナショナルが英語話してって言ってもスタッフなかなか変えてくれない涙)、毎度のこと友だちがクレーンのように私の手を上げてくれて場所確保。ありがとう…。

folk eveningは戦場カメラマンの人が来てくれて話を聞いた。正直、南アフリカの授業からまだ完全に立ち直ってなくてしんどかったけど、自分の持ってるエネルギー分だけでいいからそれ以上は頑張らなくていいから参加しようと思って参加。

講師の方のインスタグラムアカウント貼っておきます

Janさんはウクライナのドキュメンタリーを撮影している?していた?方で、デンマーク政府が入国を許可してくれたおかげだと言っていた。こっちは距離的に戦場と近いこともあると思うし、社会に対するawarenessが高い人たちが多いので、戦争を身近に感じることが多くなった。どんどん質問したり、講演後に講師や講師の出版した本に集まる姿勢は尊敬する。

カラーだと刺激が多すぎるためJanさんの写真は白黒にしていると言っていた。
小さい頃、戦争の写真や映画が怖くて見れなくて、でも知っておかなきゃいけない歴史とも頭ではわかっていて苦しかった時に、戦争を題材にした小説に出会って、文章なら頑張れると思った経験を思い出した。今は、心の準備をして写真や映画を見れるけど、平和教育って一歩間違えば平和を暴力的に教えることにもなりうるから、人それぞれ、特に子どもそれぞれに合った平和教育をできる大人になりたいなと、Janさんの白黒写真の理由を聞いて思った。

写真を撮ることに対して迷いはあるかという質問で、フォトグラファーである前に1人の人間であること(過去にはPTSDに悩まされた経験もお持ちだった)、写真より人命救助がもちろん最優先なこと、許可を必ず撮ることを話されていた。
その場所にいる特権がある、だからそれを伝える責任がある、だから戦場に行き続けると言っていて、特権性を自覚してどう行動するかお手本を見せてもらった気がする。

PTSD等の精神疾患をどう抜け出したかという質問に対して、gender normから抜け出すこと(〜でいなきゃいけない、しなきゃいけないetc)、感情をシェアすることを挙げていた。人間って本当にしんどい時って、自分をがんじがらめにしてもっとしんどくしてしまいがちだな〜とぼんやり思った。大切なことだな。

COPに参加した時にアフリカの洪水から気候変動の逼迫さに気付かされたみたいで今は気候変動にも関心があると言っていました。

問題だらけの世界だけど、でっかすぎる問題ばっかりだけど、自分のメンタルを守りながらちょっとずつ声を上げていきたいな。

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