🇸🇪[スウェーデン留学記_Day4]Primary Health Care Centerに行く、何それ？

2024/03/12（火）
今日は朝からPrimary Health Care Centerの見学に行きました。

日本人ドクターも働いてたよ

プライマリーヘルスケアセンターというのは、スウェーデンにおける「かかりつけ医制度の確立」を可能にした施設です。
健康について何か不安に感じることがあったら、国民はまず電話で相談します。
症状を聞き、看護師は「Drとの診察を予約するか」「家で少し様子を見るべきか」判断します。

国民全員が、気軽に行くことができる病院を持っているのです。
日本であるあるな、「この症状だと何科に行けばいいんだろう…」という悩みは少なくなりそう！

とても素敵だなと思ったのは、待合室とは別に、子供連れの方が過ごすことができる部屋がある。
病院に行ったら、待てなくて子供が泣き出す、子供がむしろ病原菌もらって帰ってきちゃうって日本あるあるだと思うんだけど、
スウェーデンでは親子が伸び伸び過ごせる部屋がある！感染もしづらいようにちゃんとドアで仕切ってる。

ソファがあって両親もくつろげるスペースでした！
日本も取り入れられたらいいなぁ。

帰り道に、ここまで引率してくれた大学院生と喋りながら歩いた。
少しずつ英語を話すことへのチューニングがあってきたように感じます。
私はペットを飼っているのでペットについて聞いたのだけど、こっちの人は犬を連れて電車に乗るし、仕事に連れてくることもある！

すっかりくつろいでいらっしゃる

生活にワンちゃんが溶け込んでいるけど、ペットを飼うのには高いハードルがある。ペットショップはなくて、ブリーダーから引き取れるのは希望者の１割にも満たないそう。
収入や、日中どれだけわんちゃんに時間を費やせるかなど条件を多く確認されるらしい！

少なくとも日本よりも、不幸な思いをするワンちゃんは減る制度だなと思いました。

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午後は大学に移動して、授業を受けます。
「スウェーデンの医療の特徴について」

北欧型の政府は福祉が手厚いことで有名だけど、本当に手厚かった。どんなに医療サービスを使っても自己負担の上限が決まっていて、1年間で20000円程度。

「高い質の医療を全員に　High Quality and Equal care for Everyone」が北欧の医療のテーマなんだって。
めちゃめちゃ私が理想とする医療の形だなあ。

授業のノートはiPadのGoodnoted6でとってます

授業後、街に出るには微妙な時間だったので、グループワークを進めました。意見が割れることもあったけど、それだけみんな自分の意見を持っているということで、議論が活発でめちゃくちゃ楽しい。
やっぱり他職種を学んできている人は、私とは問題解決を試みる時の視点が違っていて面白い！

例えば私は理学療法士だから、身体活動量や運動器に着目しがちなのだけど、看護師さんはもっと生活全体を見ていたり…行動変容の理論について学んでいたり！

観光だけじゃなく、こういう時間も楽しい:)

その後私は大学の図書館に行って個人課題に必要な論文や書籍を集めることにしました。

図書館も素晴らしい環境です…！いつまででもいれちゃう。
自然に学習のモチベーションが上がって、やっぱり人間って環境にめちゃくちゃ左右されるんだなあと再認識。

ここは静かに勉強するゾーンね、て書いてある

こっちはグループワークができる部屋がたくさん！
それぞれにモニターやホワイトボードがついてる

明日に向けて今日も寝ます。
おやすみなさい！