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もうそこにいる時代は終わった【夢日記】

 それはそれは豪華な部屋だった。私はそこに住むことになった。でも、1人ではない。父母となぜか見知らぬ外国人何人かと。
 リビングは全面ガラス張りで、そこからの景色はAIが描いたかのような色鮮やかな景色が広がっていた。この高さは結構な上階だ。そこにピンク色やら水色に染まった雲が、日の光を浴びて美しくキラキラと光っていた。私はその景色に吸い寄せられて、窓に張り付いた。空に浮いているみたいだった。見知らぬ同居人たちが傍で何か話している。張り付いた窓から振り返ると、そこにはその窓と同じくらいの大きさのテレビモニターがあって、何かの映像が流れていた。その映像の色合いもカラフルで、ピンクとか黄緑色とかそういったものだった。ソファに座ってそれを見ている人がいたが、こんなに大きくて見づらくないのかと思った。

 このリビングは明るくてとてもステキなのだけど、このリビングにつながる通路となる場所はものの影になっているような暗さがあった。しかもその通路には、これでもかというほどの冷蔵庫が無駄に配置されていて、中を開けてみてもたいして食料は入っていなかった。それが2列背中合わせに並べられている。こういうところが無駄なんだよなぁと私は心の中で文句をいう。金持ちのすることは、と私は捉えていた。私はどうやら金持ちの誰かに住まわせてもらっているようだった。

*   *   *

 今度は別の豪邸。広い細長い中庭のある裕福な家。私はそこになんでいたのだろう。子供たちの相手をしていたのは確かだ。裸の幼児を足で持ち上げたりしてあやしていた。その幼児が横に細長い窓から顔を出して何かを見ようとしていた。その時、私はその幼児の脇の下に小さなアクアマリンのルースのようなものをポチッとつけた。それがどうやら幼児には痛かったようで「痛いよう」と言って泣いた。私はそんなに痛いとは思わず「ごめんごめん」とその脇の下を摩った。

 その後、幼児と中庭を通った時にとある女性を見て私は気づいた。その人は家庭教師のようで、子供たちを指導するための算段を図っていた。この家の中には、裕福な子供たち目当てにビジネスをしている、もしくはそれを狙って入り込んでいる人たちがいるのだと。私にはまるでそんな考え方がなかったので、子供たちと遊びながら少し取り残されたような気持ちになった。

//夢ここまで
at 20240501

~筆者雑記~
 豪邸続きの夢。しかもどちらも他人の家に住まわせてもらっている模様。
 人の力の中で生きている。2回目の豪邸で、家庭教師として自分を売り込むために試行錯誤している女性を見て、取り残されたような気持ちになったのは、そのことにうっすら気づいてしまったからだろうとも思う。私のポジションは、なぜそのポジションにつけたかは不明だが、運良く誰かに与えられたものだと思う。それはそれでラッキーなことで、その仕事を大事に全うすればいい。でも、自ら何もアピールせずそこでぬくぬくとしている自分も見えてしまった。
 大きなものに巻かれて、またそれをよしとして生きる時期は終わった。
 なんとも後押しのあるメッセージだなぁ、と個人的に思っています。

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