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書評 - 良いFAQの書き方

自分が読んだ、読んできた本の中でも特に参考になった本について、自分自身での整理も兼ねて感想を残して公開していくことにしました。

今回は「良いFAQの書き方」です。


良いFAQの書き方の概要

仕事柄、Webやアプリの企画やディレクションなどに携わることも多くあるため、必然的にFAQは避けて通れない部分になっています。

FAQがなくても問題なく利用できるようなサービスにすることが、サービスとしての1つの最適な形だとは思いますが、そうそうそんなことはありません。そのため、少しでも利用して問題を解決してもらえるFAQをどうすれば良いのか考える中で読んだのが本書でした。


本書は何らかサービスを提供する人なら直面するFAQについて、わかりやすく利用して問題を解決するために必要な考え方やテクニックが幅広く網羅されています。

内容として、大きくはFAQの意味、押さえておくべき基礎知識、QとAの書き方、ガイドラインの作り方、分析とメンテナンスとなっています。

FAQにすでになんらか関わっている人はもちろん、これからFAQに1から携わる人にも役立つ内容になっています。


また、普段自分が何かのサービスを使っていてわからずFAQを見るものの、なぜ自分の問題が解決しないのかの理由にも気づける一冊になっています。


個人的に良かったポイント

FAQについて基礎知識からテクニックまで網羅的に書かれている本書ですが、個人的に読み応えがあって良かったポイントを紹介します。

・FAQの分析とメンテナンス

FAQは一度作ってリリースすると放置されがちですが、きちんと分析してメンテナンスしていくことの重要性とメリットがまとめられています。

また、FAQをどう分析するとよいかの分析の種類も紹介されているので、FAQの効果測定をしたいと考えている人には役立つ内容になっています。


・FAQのわかりやすさの重要性とポイント

専門の章が設けられているわけではなく、あくまで本書全体の中で書かれている内容ではあるのですが、いかにわかりやすく作るか、そしてわかりやすく作るためにはカテゴリの作り方やQとAの関係性/見せ方が重要かが書かれています。


FAQを見にきている時点で、見にくる人は問題に直面してストレスを抱えていることも多くあります。また、FAQを見ても問題を解決できず、そのままサービスの利用をやめる人もいます。

そうした損失を少しでも避けるために役立つ情報がまとめらているので、FAQに関わる人、何かしらのサービス提供をしている人には役立つ一冊になっているかと思います。


簡単ではありますが、「良いFAQの書き方」を読んでの概要と個人的に良かったポイントを紹介しました。

興味がある方はぜひ一度読んでみてください。


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