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私の留学出口戦略 Part2

前回の私の留学出口戦略Part 1では私の最終目標、そしてその目標設置に至るまでの経緯と戦略を「留学」という視点を含めてお話し致しました。今回は最終目標を達成・近づくためにどうキャリアを積んでいくかについての私の戦略をお話し致します。その戦略が結果的に私の留学出口戦略になるかと思います。


第一回目の就活

大学2年生の11月中旬から本格的に日本での就活を始めました。マレーシアやシンガポール等新卒へのビザが年々出にくくなっている状態なので、まずは2,3年日本で職務経験の得てから他の国に働きに行こうと考えていました。大手や外資は最初から選択肢にはなく、ベンチャー規模で海外志向が強く、風通しの良い日系企業という3つの点を軸に就活を行いました。なぜ大手や外資ではないのかという内容は、「就活戦略(国内&国外」という別の記事で詳しく説明させて頂きます。結果的に、第一希望だったマーケティング/EC関連の会社で東南アジアで急成長する日系企業に内定を頂きました!!!(๑≧♉≦)(ちなみに、この会社は今年3月に上場し、会社の規模もビジネスも急速に成長しています。)ここで一旦第一回目就活は終了しました。内定のプロセスも私の場合は凄く異常で、本選考で一度落ち、敗者復活で内定を勝ち取りました。そのからくりについてもまた就活戦略でお話し致します。

豪州系資産運用会社でインターンシップ in マレーシア

日本で本格的に仕事を始める前に、少しでも職務経験を得ようと思い、インターンシップを始めようと思いました。ご縁があり、Melboune Capital Groupというマレーシアにあるオーストラリアの資産運用会社にてインターンシップを2023年2月から開始しました。そもそも数字系が苦手なのと、大学で受けた会計の授業でこの分野は私には向いていないと悟ったので、金融か、、と最初は思いましたが、学校で習う理論と実践は違うのでまずは一回挑戦してみようと思い一歩踏み出してみました。
そしたらあら不思議。金融の世界に圧倒されたのと自分の中で新しい道への門がオープン! ∑(゚д゚*) 人生本当に何が起こるか分からないと言いますが、大体そういう時って絶対ないだろうと思うことが実際起こるんですよね~不思議にも。その会社は東南アジア、主にマレーシアやタイに在住の富裕層の外国人をターゲットにしていて、クライアントは欧米のエクスパットが多いイメージでした。ですが、インターン参加当初会社側が日本人マーケットに参入を試みているということで、私ともう一人の日本人の方と一緒にマーケット開拓を行いました。インターンでの仕事内容としては、資産運用が日本人にはあまり普及していない点と、会社自体が日本人に知られていないという点を踏まえて、金融関係のブログの執筆で金融リテラシーの向上、さらにX(旧Twitter)を使って会社の認知度を高めるということを重視して行っていました。また、マレーシア在住の日本人の集まりにも積極的に参加し、個人のネットワークも徐々に広げていくことが出来ました。X内でのコミュニティーも徐々に広げ、様々な背景も持つ方々と知り合うことができとても有意義な経験となりました。

8か月のインターン終了!右側はオージーのダイレクター

日本人の金融リテラシーの低さ

金融関係については私自身知識があまり無い状態(大学でファイナンス入門を受けましたが、ほとんど忘れましたし、成績もあまり良くなかった)から今回のインターンを始めたのですが、調べていく内に日本人の金融リテラシーの低さに気が付きました。海外では高校から会計や金融の科目を受けることができますが、日本ではそのような教育プログラムが組まれていない為、自分で勉強するか、親から教えてもらうかしか幼いころから金融リテラシーを上げる方法がありません。しかし、現実問題として年々年金制度の立場が危うくなり、今の現役時代がどのくらい、いつから年金をもらえるのかが不透明になってきました。更に不景気や円安も引き金となり、自分の老後資金は勿論資産も自分で運用して増やさなければならないという風潮が高まってきています。資産形成・運用といえば、メインの方法として投資ですが、投資の基本中の基本である複利の効果は、投資を早く始めれば始めるほど効果が大きくなります。ですが、投資のイメージがまだギャンブルと同化している方達も少なくなく、大人になってもお金の管理方法がいまいち分からない方が多いです。こうした知識の差が今後貧富の差を開く引き金になると私は思いますし、その何十年と変わらない金銭感覚が世界との差を広げていくと考えます。

日本の金融都市としての位置の低さ

実際に、アジアの金融ハブはどこかと質問されたらシンガポールか香港と答える人が多数でしょう。特に、中国との政治的背景から香港よりもシンガポールが最近は大きく優勢。シンガポールに香港からの富裕層が大流出しています。では東京はというと、今後はどうなるか分かりませんが、今現在の地位は決して高いとは言えません。ゴールドマンサックスをよく知る知人によると、最近は東京オフィスの地位が低すぎて東京オフィスから本社に移動はほぼない。いても1人ぐらいだそうです。国際的な都市で日本人が活躍しているケースはあります。ただ、ここで強調したいのが東京オフィスが中心となって世界のビジネスが回っているわけではないということです。ただ、投資という概念が一般市民に今まで広がっていなかった分、今後投資という分野の日本人マーケットの可能性は大きいと私は思います。

国際金融都市ランキング 東京はアジアで7位の「中程度のセンター」

第二回目の就活

金融機関でインターンをした時に、日本人かつ英語ができて金融の知識がある人が凄く少ないということに気が付きました。インターンの会社はブローカーの役割をしているのですが、その提携会社は欧米が殆どなので情報はほぼ英語。日本国内のマーケットはライセンス問題で参入しにくいという問題があり、多くの外資系金融機関が日本国内のマーケットに参入しずらい状況ですが、日本国外となると容易になります。海外在住の日本人の方にとっては幅広い投資の選択肢へのアクセスが可能になるのですが、英語という壁でアクセスできるものもできずにいる人たちが多数いるのが現状です。金融のエクスパートは日本にも多数存在しますが、その中で英語ができて欧米の人と同等に接することのできる程のコミュニケーション能力と異文化理解が可能な人はほんの一握りです。そこで、私の最終目標であるアジアと欧米をつなぐ架け橋になる人材になるという目標を達成するためには金融業界が一番再現率が高いと考えました。英語力は勿論、培ったコミュニケーション能力と異文化理解力は金融の知識を合わせることでシナジー効果が生まれ、私のバリューを最大限に生かせると思いました。一回目の就活ではマーケティング業界を選びましたが、マーケティングだとやはり日本のものを海外へ、もしくは海外のものを日本にという架け橋はしやすいですが、アジア側の領域を日本だけに狭めたくないという思いもあり、二回目の就活では金融業界にシフトしました。英語と金融の知識があれば世界の人と対等に戦うことができます。その戦略が私のもう一つの目標である、日本人としてではなくYunaとして世界で活躍するという目標達成に一歩近づくのではないかと思いました。さらに、金融業界はいつでもやめることはできても途中からの参入はしにくい業界なので、ファーストキャリアから金融を目指すことにしました。
今現在マレーシアで就活を行っており、いくつか選考中なので結果が出次第またご報告いたします!

留学の意義

私は留学を2回しました。1回目の留学では日本の外を見る機会となり、もう一度自分を見つめ直す事ができました。世界にいる同年代の即戦力は当時の私とは比べ物になりませんでした。2回目の留学では、もう一度自分の世界での市場価値を知るために海外大学に行き、そこで多くの優秀な生徒を見ましたし、この人たちと一緒に戦うのは厳しいなと思ったこともあります。だからこそ、どの分野だったら自分が輝けるのかを探す機会が必要であり、私は金融という道を決めました。留学の出口戦略を議論する際、よく聞くことが日本の大手に通うなら日本の難関大学に通った方が有利なんじゃないか、何歳までにインターナショナルスクールに通わせた方が良いのか、何歳まで留学させるのかなど、沢山の意見があると思います。ここからは持論になりますが、留学は目的ではなくあくまでも手段であること。英語は日本でも正しい方法で勉強すれば喋れるようにはなります。ただ問題はどのレベルの英語力を目指すのかという事と、話すことに伴うコミュニケーション力と異文化理解力を国内で培えるのか。宗教観や文化を理解するには百聞は一見に如かずとも言うくらい実際に体験することが一番効率が良いです。留学で何を得たいのか、目的且つ目標が明確であれば、留学場所や期間など決めやすくなるのではないでしょうか。

また、日本の大手でもベンチャーでも外資でも学生が優秀で社風に合っていればどの学校を出ても結果的に内定は貰えます。(学歴フィルターに引っかかるレベルの学校に入学することが条件の場合もある)結局は大学名ではなく大学で何をやっていたのかが重視されます。自分自身が行動しやすい環境に身を置くことが一番大切であり、その場所が日本でないのであれば留学という手は一つの選択肢となると思います。もし途中で日本に帰ることになってもそれは逃げでも負けでもなく目標達成までの通過点です。人生プランは人によって違うので、自分自身のプランに沿ってその都度選択ができればよいのではないかと思います!

今回は私の留学出口戦略についてと軽く留学の意義についてお話ししました。一つの留学を経験したものの例という形で捉えて頂ければと思います!

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