その53 客を置き去りにしない

ああ、ここは消費者とのギャップが起きているなあと思ったこと出来事。

昨日スーパーに出張の焼き鳥屋さんが来ていた。

タレが食欲をそそるいい匂いがしたので帰りに買っていくかと。
買い物を終え、焼き鳥を頼もうとした。

4本注文したあとに店主が言った。

「今から焼くから10分くらいかかるけど大丈夫?」

10分…

こっちの目算とは大違いだ。温めるだけじゃないんかいと。

聞いてみた。

『すぐ食べられるのはないですか?』
だってショーケースには焼けてるのあるじゃん…そう思った。

すると、「ないんだよね。うちは注文もらってから焼くので」

なるほど。

諦めた。

特段このあと用事があったわけではない。でも10分も待てなかった。だって寒かったんだもん。

これは予測だが、作ったけど売れなかったロスが店主にはあるのだろう。

確かに注文を受けてから作ればロスも減らせる。店にとってはいいかもしれない。

ただこっち(客)側からみたらどうだろう。

焼き鳥を頼んで待つにしては長くないか?10分。

せいぜい数分だろうというこっちの期待値を超えている。これは私だけかと思い少し店の様子を見ていたが、会話があったのち帰っていくお客さんがいたので「10分」でやめたのだろうと想像する。

まあそうだよね。

ここは経営者としてもったいないだろう。

『スマホで注文すれば待たせません』
この販促はアピールされていた。でもいかんせん帰りに寄ろうとしていたのだから見ていない。そんなん言われても困る。

お店も待たせる旨をわかりやすくしたり、ある程度の出る商品は作り置きをしておくべきだろう。

1日何件私みたいな待てない人種がいるかはわからないが、ここは大きなロスだと思う。

デメリットを先に表示することは信用にもつながる。「段差があるから危ないよ」の看板みたいなものだ。

そんなことを感じた焼き鳥屋さんとの一コマでした。


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