「感謝と祈り」第485話

「気落ちしやすい人」には、特徴があると、心理学者の内藤誼人氏は言います。

それは、あまり身体を動かさない…といった特徴があるそうです。

頭であれこれ考えてばかりで、身体をほとんど動かさないと、くよくよと思い悩むことが多くなってしまい、鬱になりやすいのです。

では解決策は？というと単純な話で、毎日運動する習慣をつけることが大事だと言います。

それを裏付けるかのように、カナダにあるプリティッシュ・コロンビア大学のグラント・アイバーソンは、さまざまな年齢のボランティアに協力してもらい、一日にどれくらい身体を動かしているかを調べる一方で、抑うつの度合いを測定する心理テストを行いました。

すると、45歳以下では、運動する人に比べ、運動しない人は7・4倍もうつになりやすいことがわかり、55歳以下の女性については、なんと15・7倍も うつになりやすかったそうです。

けれども、必ずしもジムに通ったり、本格的に運動したりする必要はなく、毎日の運動は、10分もすれば十分だといいます。

ちょっとした筋トレや軽いジョギングなら、やる気さえあれば、どんなに時間がなくとも出来るのではないでしょうか？

例えば、テレビを見ながら、柔軟体操をするのも一つの方法だし、近所に買い物に行くのであれば、なるべく歩くようにするだけでも、効果はあると思います。

米国ノーザンアリゾナ大学のシェリル・ハンセンが調べたところによると、自転車こぎの運動を開始してから10分後、20分後、30分後の「活力の高まり」(疲労、緊張、うつの減少)は、10分間も運動すれば十分で、20分以上やっても、活力はそれ以上高まらないことも明らかにしています。

だから、毎日の運動は10分間でOKなのです。

いかがでしょうか？
涼しくなる秋は、運動を始めるには最も適した季節かもしれません。

1日に少しでもいいので、運動する習慣をつけていきたいですね。

今日も最後までお読み頂き、ありがとうございました。