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■《初心忘るべからず》という格言を生み出したのは、室町時代に能楽を築いた役者兼、演出家の世阿弥です。

世阿弥によると、すべての物事に対して効果を発揮し、あらゆる問題を解決する教えがあるという。

それが、「初心を忘れてはならない(初心忘るべからず)」ということです。

この教えは、次の三つの形で伝えられています。

一、道を志しはじめた時の「未熟さ」を忘れてはならない。

二、キャリアに応じた、その時その時に抱く「感覚」を忘れてはならない。

三、何歳になろうと、初めてというものはある。そのときの感覚を忘れてはならない。

この三つは、あらゆるところに含まれており、現代を生きる私たちに必要なものといえるでしょう。

🍀大きく言えば、「謙虚さ」と「努力の継続」です。

いくら若い時に、大きな成果を収めたとしても、それで終わりではないのです。

未熟だった頃の自分を思い出し、その時々に見合った「感覚」を磨きながら、常に新しい事を学ぼうと努力する。

その姿勢こそが、世の中を進歩させ、自分を磨く原動力になるのだと思います。

初心を忘れないように、毎日を大切にしていきたいですね。

今日も最後までお読み頂き、ありがとうございました。


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