「感謝と祈り」第649話

《天我が材（ざい）を生ずる　必ず用（よう）あり》

唐代の詩人・李白の言葉でです。

後者の意を採れば、天は自分という人間をこの世に生んだ、天が生んだ自分には必ず用、即ち役割、使命がある、と解釈できます。

人は仕事を通じて、学び成長する事が出来ます。

そして、目の前の事を、たゆまず続ける事が何よりも大切になってくるのです。

しかし、「本当はもっとすごい自分がいるんじゃないか」、「今の自分は本当の自分ではない」といつまでも自分探しをする人がいます。

でも、いつまで探し続けても、本当の自分は見つからない。

なぜなら、本当の自分は、今ここにいる自分自身だから。

そんなことを探すより、目の前のことを淡々とひたむきにやる事が一番で、今、与えられた自分の役割を全うすることが、自分の与えられた場所なのだと思います。

この世に生まれた意義を考えながら、自分の役割を素直に果たしていけるように努力したいですね。

今日も最後までお読み頂き、ありがとうございました。