「感謝と祈り」第592話

若い人と付き合う事が、若さの秘訣だと言われていますが、むしろ優れた老人と付き合う事の方が大事だと瀬戸内寂聴さんは仰っています。

そして、若さを保つ一つの方法として、森信三先生は、仕事に対する三つの秘訣を教えてくれています。

一つ、思い切って、とにかく手をつける。「即今着手」

二つ、一度着手した仕事は二等分線を越えるまでは「一気呵成」にやってのけること。

三つ、仕上げはまず80点級のつもりで、絶対期限を遅らさないこと。この良い意味の「拙速主義」が大事です。

優れた老人は、常にこの三つを心掛けて、おっくうがる事がないのだそうです。

むしろ若い頃よりも、この三つを大切にして、生き生き過ごしているのです。

覚えることは、若い人のスピードには敵わないかもしれませんが、幾つになっても、一度引き受けた仕事は手を抜かないよう、努力していく事が若さにつながるように思います。

目の前の事にいつも全力投球出来るような心の余裕を常に持っていたいですね。

今日も最後までお読み頂き、ありがとうございました。