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自分に向けられた悪意にたいしても感謝できるか――これは人間にとって、いわば宗教性を帯びた重要な命題ともいえるものです。

この問いを突きつけられたとき、一人の人物の逸話を思い出すと、筑波大学名誉教授の村上和雄氏は言います。

それが、良寛さんです。

いうまでもなく、江戸時代の僧侶でありながら生涯寺をもたず、酒を愛し、多くの詩歌を残した、あの良寛和尚です。

良寛さんが船に乗った時、ある船頭が
意地悪をして、わざと船を揺らした事で、川に落ちてしまいます。

そして、溺れる良寛和尚の姿を散々笑い飛ばした後、何とか引き上げてやるという嫌がらせをしたと言います。

その時に、文句を言うどころか、和尚は「命を助けて頂き、ありがとうございます」とお礼を述べたと言います。

この時に、良寛さんの頭によぎったのは、
人間は本来善であるという完全な思いと、ただ単に命を助けてもらったという感謝の気持ちだけでした。

究極のお人好しというのは、良寛さんのような人の事だと思います。

一見、そんな行為は、馬鹿みたいに思えるでしょう。

でも、神様から愛され、幸せな人生を生きる事が出来るのはこういう事が出来る人なのかもしれません。

病気に対しても、感謝した方が良いというのは、病気をする事によって、生きる事の大切さに気づき、生きてるだけで有難いと思えるようになるからです。

悪意を持つ人にも感謝の気持ちを向ける.…。

人間は時に、悪魔になったり、天使になったり出来ますが、どちらの生き方が良いか、良寛和尚の姿を見て、私達は本来の姿をもう一度考えさせられますね。

今日も最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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