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退職までの備忘録⑩~大変お世話になりました~

思いのほか長くなってしまった備忘録、そろそろ締めよう(笑)

9月7日ごろ、ようやく業務の引継ぎ先が決まったけど、そこから先も一筋縄でいかなかったような。
ただ、9月は怒涛過ぎて記憶があいまいになっていること、辛いことは葬りたい気分になっていることからサクッとまとめたいと思う。

まず、11月改定予定のシステムのUATについて。
これはずっとそのシステムの運営を一緒にやってきた派遣社員の方にお任せする予定だったのだが。
8月からどこを改定するか、どんなテストが必要か、説明をしてきたつもりだったのだが「何をどうテストすればよいかひとつづつ教えてもらわないとわからない」とのこと。。。
もともと質問の多い方ではあったが、このタイミングで項目ごとに見ながら説明する時間もないので、本当はよろしくないけどUAT引き取り。

あともう一つ、困難な集計。
こっちは本当は1か月分丸ごと一緒に作業しながら引継ぎをしたかったのだがタイミング的にそれもできず、受ける側も忙しくて思うように進まず。
チーム長にどうしたものか、と相談したところ、「退職後でもTeamsとかZoomなら打合せできるよね?」とご提案いただく。
でもそれなら会社に来ても変わらなくないですか?というような話をしていた。
⇒これってよく考えるとありえないことなのだが、この時点では社畜マインドが強すぎてヤバさに気づけていなかった。そしてこのやりとりに後々苦しめられることに~。
引継ぎと並行して、導入に時間がかかっていた集計ツールの修正⇒納品⇒テスト⇒修正…がずっと続いており、最終週はこの対応で深夜3時とか4時まで作業をしていた日も何日か。。
とりあえず自分ができることは完了させ、えいやっと若干強引ではあったが引継ぎを済ませた。

最終日3日前ぐらいに、前出の兄さんより私が経理への報告用に作成していた資料の見方を教えてほしいと言われた。(今さら。相当今さら)
本来1年以上前に知っておくべきことだと思うけど。
マニュアルに沿ってご不明点をひとつずつご説明し、最後に「やー、仕組みを知っているとそれぞれの業務の繋がりとかわかって、気づきが大きいですね!」と言われて笑えなかった。
小さい声で「ははは、今さらですよね」と仰っていてそれに頷くのが精いっぱいでした。優しくできなくてごめんなさい。

最後の最後まで色々なことがあった。
引き留めもお受けせず退職するのでチーム長には送別会は開催してもらわなくて構わないとお伝えしており、なんとなく開催されないまま終わりそうになっていたのだが、熱血姉さん(苦手な姉さんとは別の人)から、長い間働いていたんだから堂々と送別会してもらって辞めればいいんだよ!!と説得され、おそらくチーム長的にはご不満だったけど開催していただけた。
送別会に関してはどなたかから別のチームにも噂が流れており、「どうしてそちらのチームはろくに送別会もやらずに送り出そうとするんですか??」と聞かれたなぁ。私に聞かれても知らんけど。

そしてついに、最終日の夕礼でのご挨拶。
これは一番辛かったころ、お手洗い掃除後にお香を焚きながら何度も何度もイメージしていた通りの景色だった。ようやくここまでたどり着いたのだ。
挨拶を受けての部長からのコメント。
「頑張り屋さんなので無理させてしまったことは申し訳ないけれど、当社のことが嫌いになって辞めるのではないと思っているのでぜひ再雇用制度に登録してください。お待ちしています。」
…いや、だいぶ嫌いになったけどな、と思いながら満面の笑みを浮かべておいた。

で、ご挨拶後、チームの皆さまひとりずつお礼の品をお配りしているときに事件が。
派遣社員の方から「あの、ご質問よろしいでしょうか…」。
朝から嫌な予感がしていたから、「もし質問がある場合は午前中早めの時間にお願いしますね」と言っておいたはずなのだが、アホちゃうか?と喉元まで出かかったのをぐっと堪える。
こちらは最後の挨拶も終わり完全に店じまいをしているのだ。
「申し訳ないですけど次の担当の方に聞いてください。」となんとか冷静にお伝えし終了。優しくできなくてごめんなさい。
そして、苦手だった姉さんからは。
「あの、本当に、嫌だったら断っていただいていいんですけど…」連絡先が知りたいとのことで、LINE交換。。。
こんな風に言われたら断れないよ。連絡がないことを祈る(失礼)。

その後サプライズで同期がフロアに来てくれて、お花と送別品をいただいた。(ちなみにチームからお花はいただいたけど送別品はなかったな…)
何気にこれが一番うれしかった。
最後の職場はつらかったけど、長く会社にいただけに同期や以前からのつながりがあった人にとても助けられたと思っている。

前の職場の時からずっと仕事や職場を嫌だと思っていたけれども、最終的に退職という決断を下すまでに至らなかったのは長年に渡り築いた人との繋がりもあったからだよなと思ったり。
実際、最後の最後までオタク繋がりの同期との週1ランチがなくなってしまうことだけが本当に悲しかった。。

でも退職できない、してはいけない、という呪縛からようやく解放されたことは自分にとっては大きな一歩だと思っている。
そろそろ本格的に就職活動をしないとなぁとようやく思い始めたところだし、結果どうなるかわからないけど、どこに行っても直近の職場よりはマシだと思うので前を向いて進んでいきたい。

ここで一旦、「退職までの」備忘録は終了です。
思いを込めすぎて予定より3倍ぐらい長くなってしまいましたが、読んでいただきありがとうございました。
ただ、前職場とはここで完全に切れたわけではなく、まだ終結しきれていない問題もあります…
こちらは完全にキレイに片付き、心の平穏が戻った頃に番外編として追加できれば良いかなと。
ここまでお付き合いいただき本当にありがとうございました!

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