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週末記録20220522

 病院へと所用で行って,ちょうどそこにいた療養病棟担当の作業療法士さんたちと雑談.という名の業務上に必要な情報交換なので,決してサボりじゃないですよ.ええほんとうに(言い訳ぽさがもうね).今年度の県士会研修テーマで企画として現在あれこれやっている内容について,宣伝と知恵を貸してもらいな感じで話をしていったり.発達障がいを明確に,又は傾向として持つクライアントが精神科ユーザには多い,もしくは多くなっているから,そういう事についての研修を企画していってるんやけどという話をしたら,割りと食いついてくる現場の作業療法士さんがと.ああ,それだけでもジブンが感じている意識は決して独りよがりやないんやなぁというちょっとした安心感も持ったり.すぐに担当しているクライアントで発達障がいの傾向を鑑みたが良いケースを挙げてくれたりして,よし参加者は少なくともいるというのを感じる.まぁ形にしていくのが大変なんですけどね(通例).

 求職活動をしているメンバさんと一緒に近くの会社へ職場見学へと行く.どうやら障碍者雇用は始めてという事らしく,現状で手探り状態で取り組む課題というなっているということからか,それとも基本がそうなのか,割りと人当たりのよい感じでの話だったり.とかいうのを思うジブンは最近擦れてるのかなぁとも感じたり.まぁ一通り仕事内容を見学したり話を聞いたり,そしてメンバさんの事も説明したりして,ここから体験やらを踏まえて雇用に向けてという流れになっていったかな,という日が過ぎていく時にメンバさんからの相談なぞ.暑さや熱さに対しての配慮を受けてどうしても本人としては無理な感じがあるという,安全衛生からの装備と暑熱順化の程度を兼ね合う中で,想像するにそこまで自信が無いという意見やったり.うーんそれを確かめるための体験や実習なんやけど,本人としては既に気持ちがネガティヴに固まってる以上,無理強い(する気はないので説明をしっかり行うんやけど)はできないなぁという事でお断りするという件.なかなかスムーズにはいかないねぇ.まぁ割りとある事やけどな.

 なかなか面談や何らかの用事で話すとなった場合になかなか話が噛み合わないのでどうしたもんだかという意見がスタッフからそこかしこ出てきてたりするメンバさん.うんまぁスタッフが目的を持った話だとそうなりがちかねぇと.今の体制ではグループホームという住まいにおいて関わるスタッフはどうしても説明や指導がメインになってしまい,寄り添う方向というか,会話があってこそ一緒に言葉のやり取りができるのかも知れないけどねぇ.
という精神論でなく,技能としてどう会話をしていくか.そのためには聞いて理解して話すプロセスを分析しとかなねぇ,と割りと就労その他の遣り取りが基本となって雑談しても良いししなくて一緒にいるだけでも可な立場からは気楽に思うたり.そこから対話,ダイアローグへと向かっていきたいところではある.まぁその為にはジブンの独りよがりでなく他のスタッフとも協業していかなんのやけどな.

 就労サポートをして就職してもうすぐ1年になるメンバさんから朝一番に電話がある.「もう辞めようかな」とか言ってくるので取り敢えず言い分を聞く.まぁ確かに腹が立つことがあったらしいけど,ちゃんと職場の人と話をして一応は済ませたみたい.ちょっと残り火をこうやって誰かに言いたいくらいで済むようになったのは成長かもねぇと思うておく.今日は有休を取ってるという事で,遊びに出かけようかなと言ってきたり.いや行けばいいやん,というかそういうのを言える場があるのは大事やし,中井せんせいの言うオリヅルランみたいな居場所づくりをこの人は持ってるなぁと感心したりする.まぁ統合失調症を持っている人ではないんやけど.

 暫く仕事を休止していたメンバさんから連絡があったり.休んでごめんなさいと言いつつ近況報告とか愚痴吐きとかがメイン.まぁそう過ごしつつ,やりたい事ややらなきゃいけない事が満足してできていればそれはそれで良いのかもねぇというサビ管としてどうよという意見は甘んじて受ける感想など持ったり.通所して仕事をするというのも一応本人にとっては大事な作業ではあるみたいなんやけど,その重要度や優先度は低めよねぇ.仕事というよりも繋がりを保っておきたくて,お話をしたい時にできて,という方が強いのかもしれない.ひょっとしたら生活介護とかの方になったりするのかもねぇ,と思ってその場合の候補として考えておいたり.生活介護だからって生産的作業をしていけないわけやないしなぁ.

 作業時間や休み時間は多少現場の状況によって融通を効かせても構わんのやけど,それでも限度はあるよねぇ.メンバさんが結果的に働きやすくなるためにどうするかを腐心すると.

 難病を抱えつつ仕事に来ているメンバさんからの相談.通所する日を少し減らしていこうかなという.ここのところなかなか寝付けずにいて,寝不足となる日が多いから体調を整える方を優先しようとという話.特に生活習慣が変わったりしたわけじゃないのに睡眠が取れなくなってるのが困っている,と.まぁ試してみましょうというと返事して,次週から週4日の予定.通院している病院の主治医へは睡眠のこととか相談はしていて,抗不安薬を出してもらっているという返事.とは言え本人も「安定剤ですけどね」と話すように,別に眠剤ではないのやけど,まぁ何かの心配事とか不安から眠れなくなっていると踏んでいるのかねぇとも.まぁ試してみて体調や生活習慣が整って,また安定して通所できれば良いねぇという事で.本人としてはこれから本来あるはずの就職に向けていきたいという目標があるにはあるけど,どういう働き方が良くてその為にベースとなる事をどう構築していくかの段階に今があるというわけやから,と勝手にジブンは思ってる(本来はそこも含めて本人と対話する必要がある内容)ので,こういう細かいエピソードも蓄積していかならんねぇ.

 暫く仕事を(外的な要因で)休んでいたメンバさんが仕事を再開する.本人は割りとやるつもりで数日前から現場を見に来て仕事について話してきたりしていたんやけど,体調やらの都合もあって数日止めていた間に気持ちが萎えたりしてないかなとか懸念してたり.でも実際に入ると,以前やっていた事をやりこなす感じで穏やかに取り組んでいたりでほっとする.でもまぁやはり疲れはあったみたい.まぁお仕事中にどうこうなったりって基本的に無くて,何か行動化するのは夜や次の日だったりするから,そこで穏やかだといいなぁという感じ.ちょっと前の話し合いで今までと違う内容の仕事をしたいとか言ってたけど,それも含めて考えていかなんかも知れんというのはある.


プログラマを経て作業療法士へ.精神科病院で病棟やデイケア,通所リハなど渡り歩いた後で自立支援事業所へ.主な担当領域は精神障碍を持つ方の生活支援,特に就労支援が中心.大切な作業を大切に,がモットー.