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それぞれの4Cups Story Vol.1 鈴木増美さん

ゲスト:鈴木増美さん
大阪在住。夫、高校生の長男、中学生の長女、夫の母の5人家族。
主婦の目線から、子育てにかかわる人向けに温かいメッセージを届けることを得意としている。なかよしプロジェクトではSNSの発信、オンラインコミュニティの立ち上げメンバーとしても参画。
なかよしプロジェクト【心の栄養素マスターコース】2期生。

聞き手:眞島かな子
株式会社ネクストエール代表。
セミナーイベントの詳細レポートや代行ブログなどライティング活動をする傍ら、インクルーシブな社会を目指し、個人の良いところを引き出しさまざまな選択肢を一緒に探り出す「共育コンシェルジュ」サービスを構築。大学生の長女、高校生の長男を持つ母親でもある。
なかよしプロジェクト【心の栄養素マスターコース】4期生。

《心の栄養素》を学んだきっかけ

―まず、ますみさんが《心の栄養素》を学ぶきっかけとなった話を聞かせてください。

もともと、「海外に長い間住んでいて、そこで研究した教育や心理学のことを日本に広めていきたい」というビジョンを話す友美さんを見て、「このオーラは何だろう」と画面越しに感じていました。
深く知ってみたいという思いが湧き上がったタイミングで、友美さんがミニ講座を開いていたので参加し、友美さんの研究されたものを学びたいという思いがより強まりました。

ーそこで、ご家族はますみさんの背中を押してくれたんですね。

日数もあるし、夜の受講だったので、家族のために使っていた夜の時間を削るのは難しいと、一旦はあきらめようと思っていました。
けれども、今回はどうしたら受けられるようになるかを真剣に考えました。
初めは反対されたのですが、夫と話をするうちに、「そこまでいうのなら受けてみたら」と背中を押してくれ、受講することになりました。

―それは、ますみさんの気合をいつも以上に感じたからでしょうか。

今の私に必要だ!と思っていたので、なんとかして分かってほしいと思いました。
子どもたちがやりたい、ということは親として応援しています。夫がやりたいこと、私がやりたいこともできてはいますが、趣味とも違う、学びだからこそ、今回はこの講座に対する愛が伝わったのではないかと思います。

―心の栄養素のコースには、ますみさんのような主婦の方以外にどのような方がいらっしゃいましたか。

アドラー心理学でカウンセラーをしている方、カラーセラピストの方、市役所に勤めている方、企業の人材育成の方、お子さんが巣立った主婦の方、サッカーを教えている方など、いろいろな方がいました。

―まさに多様な人たちが集まっていたのですね。職種、年齢もばらばらですね。

小学校で先生をされている方もいて、アドラー心理学の考え方をクラスの子どもたちに取り入れていらっしゃいました。


子育てを楽しみながらも、力が入っていた頃

―大半の人は、自分のやり方をベースに試行錯誤で子育てをしていると思いますが、外の知識を積極的に取り入れようとしたのはすごいことだなと思います。

私は、母が元気な時に一緒に過ごしたという記憶があまりありません。今でいうと、育児で悩んでいたようなところがありました。そのため、私自身もそうなるのではないかという不安にかられていました。今思えば、懸命に正解を探していたんだと思います。今より、だいぶ力が入っていたのかも知れません。

―「しなければならない」と、肩に力が入っていたような感じですか?

「これがいいよ」というのはやりたい。でも、「だめだよ、しないほうがいいよ」というのも守りたい、という意識があったのではないかと思います。

―「がんばらなきゃ」と子育てをしている中で、疲れを感じたりすることはありませんでしたか?

上の子と下の子で3歳離れているのですが、下の子がうまれてから「しんどいな」というのを授乳などで感じていました。
自分の中で苦労していた時期には、土日、夫がいてくれるのが本当にありがたかったです。私が疲れてソファーに寝ている間、夫が子どもたちを連れて公園に行ってくれることもありました。

子育てを楽しみながらも、いいママになりたいと力が入っていた


子育て中の自分にどんな変化が?

―《心の栄養素》を学ぶ中で、自分の中に何か変化を感じましたか?

以前の私はいい親でいたい気持ちと、子どもをがんばって幸せにしなければという気持ちが強かったと思います。その時の自分にできることはできるだけしてきたつもりでしたが、子どもの様子を見て「子育てを間違えたかもしれない」と感じることもありました。

けれども、《心の栄養素》について学ぶことで、「これまでに私がどんな子育てをしてきたとしても大丈夫なんだ」と、理論を通して信じられるようになりました。
回を重ねるごとに自信が湧いてきて、「どんな私も大丈夫、揺れてもいい」と感じられました。

そうすると、見方を変えたり、できることに目を向けたり、成長できるマインドセットに意識を向けられることが増えました。

講師の友美さんからあふれる「リスペクトや愛の心」も全身に感じ、だんだんと私の中にエネルギーが満ちていく感じを体験しました。これってきっと私の心のコップに栄養がたまっていったのだと思います

当時、我が子の思春期特有の様子に戸惑っていたのですが、私の心が整っていったからなのか、子どもが成長したのか、子どもとの関係がみるみるうちによくなっていくのを感じました


ー講義の中のどのような言葉(内容、理論)が、印象に残っていますか?

誰もが持っているクリエイティブフォースについてのお話が特に印象に残っています。「何を持って生まれたかではなく持っているものをどう使おうとしているか」という言葉が大好きです。

ーそれは、ますみさんの人生にとって、どんな転機をもたらしましたか?

《心の栄養素》やクリエイティブフォースについて知れたおかげで、
"日々いろいろな事が起き、いいことばかりの毎日ではなくても、私も子どもも、誰もが自分の力で自分の人生を楽しくしていけるんだ"と、心から思えるようになりました。
すると、私が子どもを幸せにしなきゃではなく、子どもが子ども自身の力で人生を楽しめるよう、私はその応援サポーターであればいいと感じられました。

また、以前は自分のことを、主婦であり母であるという役割を大きく感じていて、家族のため、子どものためを優先という意識があったのですが、私自身の人生を自分で選択してもっと楽しんでいこうと思い、この気持ちをなかよしプロジェクトの活動を通して人に伝えたい!と友美さんに伝えました。
そこから、友美さんや他の仲間と一緒になかよしプロジェクトの共同創造がスタートし、思い描く未来予想図は子どもの心が元気になることにつながっていて、今まで味わったことのないわくわくを感じています!
私の人生にとって本当に大切なものと出逢えたと感じています。

今まで味わったことのないわくわく


「大丈夫だよ!」の安心感に包まれた私にできること

ーもし、《心の栄養素》を受講したあとの今のますみさんが、子育て中のますみさんに声をかけるとしたら、なんと言いますか?

「もう、大丈夫だよ」と伝えると思います。
「あなたには、自分でやっていく力があって、素敵な存在。どんなことでも乗り越えていける」という話を友美さんから聞いた時、私が幼い頃に祖母が伝えてくれていたことと同じだということに気付きました。
でも、自分が親になった時は、その「大丈夫」をすっかり忘れていました。
なんとかしていいお母さんにならなければ…、
きちんとしつけなければ…、という思いの強い時期がありました。
けれども、《心の栄養素》の講座を受けてみて、改めて「大丈夫」ということを確認したからです。

―ますみさんはこれから《心の栄養素》をどのように広げていく予定ですか。

《心の栄養素》は「私にもこの力はある」「自分の人生は自分で楽しくすることができる」ということをシンプルにまとめたものなので、子どもに関わる人はもちろん、いろいろな方に知って欲しいと思っています。
私が感じた、子育てを初めてする時の不安感、結婚して引っ越して周りに人がいない中での不安感…。あの時、私は「大丈夫だよ」と言ってくれる存在が欲しいと感じたので、自分の手の届く範囲で、今度は、私がそういう存在になりたいなと思います。そして、なかよしプロジェクトの活動の中で、この考えがみんなに広まり、私みたいに「大丈夫」を感じて欲しいと思います。

―私も結婚して3カ月で東京から九州に引っ越したので、知り合いが全くいなくてつらい時期がありました。人としゃべることがなくなり、このままでは「言葉を忘れてしまうのでは」という不安感に包まれたことがありました。

私の場合は、先輩ママたちが、すごくよく面倒をみてくださいました。
聞ける人が身近にいるということは本当にありがたいことでした。
また、上の子を連れて公園で遊んでいた時、しょぼんとしていたら、通りがかりのおばあちゃまにニコニコと話しかけられ、「子どもは社会の宝だからね」と言われたことがありました。その時、私は「そういうふうに見てくれる人もいるんだ」と感じました。
今度は、私がそういうことを言える人になりたいなと思います。

「大丈夫だよ」を伝える存在になりたい

―専業主婦の目で見た子育てのメソッドは、とても貴重だと思います。何気ない生活を重ねていく中で何をどうすればいいのかわからない人に一声かけて、背中を押すだけでも大きいと思います。
今日はいろいろとお話聞かせていただきありがとうございました。

ありがとうございました。


ますみさんから「大丈夫」があふれ出した《心の栄養素》についてマスターできるコースについて知りたい方はこちら。


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