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他人の怒りは、私のものではない

日曜日の話。
上の娘の練習試合だった。

仕事の関係でなかなか娘の試合観戦が出来ない主人。いつもは遠い場所で練習試合や試合があるから、近くである時は観に行けたら行きたいと言っていた。

まさに日曜日、わりと近場で試合が会場となった。試合のタイムテーブルと試合会場を事前に教えておいた。
観に行くとも行かないとも、当日まではっきりしない主人。
娘は、『お父さん来てくれたらいいな〜』とポツリボヤいていた。

練習試合の日の日曜日は、雨が降り寒かった。私も娘も、上着がもう1枚欲しく、もし試合観に来るのであれば上着を持ってきてほしい旨、連絡してみた。

返事は「検討します」と。

なかなか試合時間になっても来てくれない主人。諦めていたら、試合終了15分前くらいに到着した。

なにやら機嫌が悪い。会場の入り口がわからなかった事にイライラしているようだ。試合があと少しで終わってしまうことを告げると、

「観に来いと誘うな‼︎」と酷い剣幕。

「午前中で終わるなら、終わるって教えておけ‼︎」とこれまた、さらに怒り爆発。上着だけ置いて帰って行った。

いつもなら、一言一句、こちらも声を荒げ言い返すのだが、この日は冷静に相手の不満と自分の行いを分析してみた。

会場の入り口については、どのように説明したらよいかわからなかった。私が事前に調べわかりやすくしておくべきだった。

試合のタイムテーブルは、事前にLINEで送り、わかりやすくしていたので、私には落ち度がない。

上着持ってきてほしいという自分の気持ちと試合に来てほしいという娘の気持ちは伝えたが、来るか来ないかは主人が決めた事。

怒っているのは、主人の勝手で、私は特に怒り返す必要はないこと。むしろ上着を、持ってきてくれた事に感謝すべき。

他人の怒りに一喜一憂しなかった日曜日の自分をほめよう。

主人の怒りは、主人のもので、私のものではない。主人の怒りの世界に入り込み棲みつく必要がないことを学んだ。


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