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子どもが通訳者になりたいと言ったら。どんな進路をたどるのか!?

お子さんの夢が通訳者になることというお母さんはいらっしゃいますか?もしくは、ご自身が通訳者を目指したいと思っている方が読んでくださっているかもしれません。

通訳者になる方法って分かりにくいですよね。国家資格があるわけでもなく。。。かつての私も悩みました。私は一体どんな経路をたどって通訳者になればよいのか、と。

私が通訳者になりたいと思ったのは高校生の頃です。英語を小学生のころから習っていて、他に何の取り柄もない私は英語が使った仕事がしたいと思うようになりました。そして高校生のある日「通訳者になりたい!」と思いました。

高校から大学へ進学する時、ひとまず「通訳だったら外国語大学に行けばいいか!?」と思い外国語大学に進学しました。しかし、大学を出てからどうやって通訳者になっていくのか。。。ここの情報が全くなくて、周りが就職活動を始める中路頭に迷いました。企業の中に新卒で通訳職の求人など皆無です。「一般職か総合職か。。。え??どちらも興味ない、通訳になるにはどうしたらいいの???」という状態に陥りました。就職活動の意欲も出ず、適当に数社受けましたがどこにも就職したいと思えませんでした。そして結局一時しのぎで私立の英語教員になりました。

教員をしながら通訳者になるには通訳学校(インタースクール、サイマルなど)があるということを知りました(遅いですね笑!)。そして仕事の傍ら、夜に通訳学校に通い始めました。そこで自分の英語力は通訳者になるためのスタートラインにも立てていないという事実に直面しました。通訳訓練を開始する最低ラインとしてTOEIC950、英検1級などと言われますが、当時の私はTOEIC880、英検準1級ぐらいだったと思います。通訳の基礎のクラスに入り、仲間は皆社会人、ホテルで働いている方、CAの方、など色々でした。通訳学校の訓練は毎回自分のできなさをこれでもかと見せつけられなかなか辛いものでした。

通訳者になるにはどうしたらいいのか?結論。
通訳者になるには大学の何学部を卒業していても関係なく、通訳訓練を開始できる英語力(TOEIC950以上、英検1級が理想)に達したら通訳学校に通います(独学の方も中にはいますが)。そこで基本の通訳スキルを身につけ、通訳学校に通いながら秘書や貿易事務(通訳じゃないけどちょっと通訳っぽいことをする)職に就き現場で訓練を積む。通訳学校のクラスが進み自信がついてきたら、翻訳兼通訳などもう少し通訳に比重のある仕事にシフトしていきます。

通訳者になるには世間一般の常識や社会の仕組みなどを知っていた方がいいので、新卒で最初から通訳者というよりは一度社会人経験を積んでいることがアドバンテージになります。私が知っている通訳者の中で新卒ですぐに通訳者というパターンは非常に少ないです。恐らく1人だけです。

もし自分の子どもが通訳者になりたいと言ったら、「好きな学部に行って1回就職してからでも通訳者になるのは全然遅くないからまずは会社に入ってみたら?英語の勉強だけはしっかりしておいてね。」と言うかな。

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