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[知ってて損しないイギリス英語表現 #5] 『Body Languages幸せの表現編』

外国語で異なる文化の人たちとコミュニケーションをする際、表現以外にBody Languages(以下ボディー言語)も無視はできない。今回は知ってて欲しいボディー言語について書きたい。


何も言わないで人を幸せな気持ちにするボディー言語 

それは「笑顔や笑み」


イギリスに住んでいると、見知らぬ人どうしすれ違う際チラッと顔を見て、「ニコッ」と微笑む機会が毎日ある。ただ、ロンドンといった大都市では該当しないかもしれない。

バス停でバスを待っていたり、何か機会があれば、見知らぬ人同士会話を交わす。会話のスタートは「天気」から。(イギリスの天気は変わりやすく、場合によっては1日に4つの季節を経験することができるくらいコロコロ変わる)だから、「天気」の話題は欠かせない。

日本では知らない人に微笑んだり、会話をしたりすることはないが、これは社会文化の違いであろう。日本に一時帰国した時、知らない人に微笑んで、無表情で返されて、「あっここは日本だった」と日本社会に戻ったことを感じる。異なる社会文化を行き来するのも刺激があって楽しいものだ。

ところで、イギリスでは、私の方から積極的に知らない人に「ニコッ」としたり、知らない人に「Hi」や「Good Morning」と声かけをしている。そうすると、皆、笑みで挨拶を交わしてくれる。私はこの社会文化が大好きだ。

私が自分の方から積極的にこういった姿勢をとる理由は、「友好的な姿勢」を示したいからだ。田舎に行くと、地元民だけで外の人(特に見かけが外国人)があまりいない村もあったりして、村民は私をジロッとみることもある。(これは日本の田舎に外国人が行った時と同じだろう)そんな時、"I am not dangerous, but friendly and I am very happy to live in England."なんてわざわざ口にしないだろう。でも、「笑み」がそれを全て相手に伝えてくれるのだ。

ただ、ここで注意したいのが、「私が誰にでもそうするのか?」

「しない」

「Teensと言った10代の若者たち」や「ちょっと危ないかもと感じる人」にはそれを避ける。イギリスで特に見知らぬTeensには関わらないようにしている。例えば、見知らぬTeensが学校の制服姿で公園でタバコを吸っているのを見たとするだろう(実際あった)。私は彼らを見ないで素通りする。へたに凝視したり(ましてや注意したりすると)何かの事件に巻きこまれる可能性もあるからだ。

ところで、見知らぬ人たちからの「笑み」や「何気ない立ち話」は、「あぁ~私もこの社会の一員なんだ。」と感じさせてくれる。歓迎されていると感じる空気は外国人(見た目からも)としてこの社会で生きていくのにとても大事な要素だ。外国に住んで、頭や心の様々な混乱や日本の家族や友人たちを離れて生活し「会いたいなぁ~」と寂しさを感じるときもある。でも、イギリスの人々の「優しい態度」に心が温かくなり、「ここでもやっていける」と思えるのだ。

多分日本に住んでいる外国人も私と同じ気持ちを持ったりしているのではないだろうか。「彼らも日本社会文化と母国の社会文化の違いに刺激されたり、落胆したりしているんだろうな」と遠いイギリスから日本に住んでいる外国人たちのことに思いを馳せることがある。私はイギリスで人々との素晴らしい経験をしているので、特に日本に住んでいるイギリス人たちもそうあって欲しいと切に願う。

冒頭の写真はインドのお祭り(Diwali(ディバーリ)で筆者が撮ったもの。イギリスでインド文化は無視できない。ディバーリはヒンズー教とシーク教の中でも一番大切なお祭り。

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