人になんと言われても
ある日の夕食のとき、子供たちと「いいこと発表会」をしました。
その日あったよかったことを、ひとりひとり話しました。
学校に行くことに困難を抱えている次男が発表したのは、「一時間学校に行けたこと。」
この日は、次男がかなり久しぶりに学校に、1時間だけだけど行けた日でした。
他の3人の子どもたちからは、「1時間だけじゃん!」「そんなの当たり前だよ。」そんな声があがりました。
それを聞いていた私は、次男がせっかく話してくれたのに、いじけてしまわないかドキドキしていましたが、少し表情を変えはしたけれど、次男からは、誰になんと言われても、「自分はよくがんばった!」そんな思いが読み取れました。
他の人からすると、なんてことないこと。小さなこと。当たり前のこと。できて当然なこと。なことでも、その人としてよく頑張ったのなら、そこには大きな意味がある。みんなそれぞれ持っているものが違うから。
いわゆるみんなと同じように頑張れるのも素敵なことだと思います。そして、みんなと違っても、自分のペースで頑張れるのも同じように素敵なこと。そんなことを次男が見せてくれています。