勧修寺
山科にある真言宗の門跡寺院でかじゅうじと読みます。皇室と藤原氏にゆかりの深い寺院で開基は醍醐天皇だそうです。ここの燈籠に水戸黄門様の寄贈のものがあり、京都に来たら必ず見て通ろうと言われていたそうで、エピソードにも歴史を感じます。
高校生の頃この近くに住んでいる子と塾で友達になって、地名の読み方が”かんしゅうじ”だったのでずっと”かんしゅうじ”という名のお寺だと思っていました。寺名と地名が異なるので、知る人は少ないように思います。
2018年にJR東海の”そうだ京都に行こう”で”勧修寺”が取り上げられてポスターで見た時に、ずっと昔一度行きたいと思っていたことを思い出し、行けてないなあ、どんなところだろうとモヤモヤしていました。
蓮に睡蓮も有名だったことを以前から知っていたので、今しかないと思い切って行ってきました。庭園を鑑賞というものですが、素晴らしい庭園でした。思った通り訪ねている人も一組くらいでした。
ぬけると景色が開けて大きな池があり、蓮と睡蓮でびっしりです。美しい。
庭園の入り口に、近所のパン屋さんからいただいたパンをよかったら鯉にあげてくださいと置いてあったので、持ってきてあげました。すごい集まり様で錦鯉がいっぱいいることもわかりました。ポスターで見た有名な観音堂。
観音堂には千手観音が見ることができて、素晴らしく感動。
苔も緑で雨の中とてもきれいです。お庭には漆の木があり、印象的でした。
本堂は台風の影響からまだ屋根が壊れたままで、ブルーシートをかぶせてありました。京都のお寺の多くが台風の影響で、まだ修理できていないところが多いことを改めて知りました。早く修理できますように。
お庭を見て本堂のお参りを済ませて出るときに気が付いたのですが、入り口近くの建物は以前小学校として使われていたと書いてありびっくり。
近くに建物の材料などの説明もありました。
せっかくなので御朱印をお願いしました。いろいろなものがあったのですが、星のことについて昔調べられておられたりしたそうで、それにちなんだ珍しい御朱印をいただくことにしました。
右が星全体、左が昴のご利益を頂けるそうです。欲張ってしまいました。
歴史的な素晴らしい場所が守られますように。7/26
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