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重色目(かさねのいろめ)

平安時代以降の配色の基本形式で男女を問わず大宮人の装束の色の組み合わせに当てはめたほか、懐紙、料紙など、調度にも使われました。

もっとも一般的なのは、袷の衣類での表地と裏地との配色で合色目ともいいます。十二単のように何枚も重ね着をする場合の配色もあり、合色目には200を超える種類が伝えられていますが、それには四季折々の植物や自然の風物にちなんだ配色と命名とがされています。

夏の配色の名前には次のようなものがあり、季節を感じるものが多いです。

若苗、菖蒲、蝉の羽、卯の花、橘、薔薇(そうび)

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色の組み合わせは緑を中心としたものが多くて、今の時期にぴったりです。

おもに着物の組み合わせの配色ですが、色々なものに試してみると面白いだろうなと思います。色で季節を感じるそんな毎日でありたいです。7/11

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